自分の場合のギャンブル辞めた理由、辞められた方法は前回までに書いたので、周りの人々でギャンブルしていて辞めたという人々の理由を少し。


会社員Aさん

この方は他に趣味もなく家庭もないので暇なのか毎週のように朝からパチ屋に行っていたらしいが、自粛期間に行かなくなったらどうでもよくなった(行かなくてもいいか…と思うようになった)とのこと。

私はご時世が自粛期間になるよりだいぶ前にその状態だったので、行く習慣がなくなるとそんなもんだよなあと思った。


会社員Bさん

忘れもしない東北大震災の日、私は都内の職場にいた。電車も止まり、一晩かけて(5、6時間だったか)歩いて自宅アパートに帰った。

偶々Bさんは有給休暇で会社にはいなかった。

後日、会社であの日は大変だった、Bさんは大丈夫でしたかという話をした。

Bさん曰く、あの大地震の瞬間パチンコを打っていたらしい。

しかも当たっている最中だったと。

店内はパニックになり、Bさんは出玉もほっといて店から出たと言っていた。

「まだ打ってる人とかいたけど…、こんなとこで死んだら死んでも死にきれないと思ったよ。だからもう、パチンコは行かないかなあ…。いつあんなことがまたあるかわからないし」

Bさんには妻子がいるのもあると思うけど、大災害のせいだとしてもパチ屋で怪我やそれ以上の大変な目にあったら…、田舎の家族、恋人や友人のことを考えた。

確かに、嫌だなそれは…と思ったのだった。


フリーターCさん

これは私の元彼だが…、私と同じように他の趣味へとシフトして足が遠のいた。他の趣味とは筋トレである。

そしてなにより、私という存在から離れたことでギャンブルからも離れられたのではないかと思う。私たちはギャンブル依存症で、共依存で、一緒に地の底まで堕ちていったカップルだった。

一緒にやめようと決意しても、隠れてどちらかが行き…、バレたり事後報告しては口汚く罵りあい、そしてあいつがいったなら自分も行こう(なんで??)となり、あいつの分まで取り戻そう(いや無理だよ??)と負のスパイラルに陥っていた。

この元彼の話をするのはおそろしくエネルギーがいるのだが…、機会があれば書こうと思う。



基本的に自分がギャンブルしていることを軽くしか他人に話してこなかったので、周りにギャンブルにはまっていた知り合いというのがこのくらいしかいないのだが、皆やめている。


当時、他人にやめろといわれてもやめる気はおきなかっただろう。


でも、今でも思い出す赤の他人の言葉がある。

よく行ってたパチ屋の換金所のおじさんに言われた言葉。


お嬢さん、若くて可愛いのにこんなことしてたらダメだよ


その時は、ハハ…そうですか、と流し、この換金所もう行きづらいなと思ったくらいだが…、若い時間(可愛いかどうかは個人の感想なのでともかくだ)を無駄にした。

おじさんはきっと、頻繁に換金所に現れる私を本気で心配して、いや、憐んで言ってくれたのだろう。


当時は自分とは違うと心のどこかで見下していたパチ屋の客全て、かわいそうなひとたち、底辺のひとたち。


ハタからみたら、見下してきた彼らが他人から見た私だったのだ。