さーて、この100年時代、「お金が大事よ」と色々言われておりまして。
個人的に問い合わせがちょいちょいあってるイデコについてなんですが。。
※以下、あくまでも私見であり、異論は認めます。
※あと、なんだかんだ長くてコムズカシイので、面倒な人は次の結論だけでOKです。
結論なのですが:
イデコについては、ぼく的には「資産運用としては最後に検討するもの」であって、イデコの前にやるものが色々とあると思います。
まず、資産運用と聞くと何があるの?という話なんですが、
・投資信託
・債権
・株式
・コモディティ
・仮想通貨
・不動産
・保険
・FX
・先物取引
・海外信託
などなどいくらでも出てきます(この分類の仕方もちょっと微妙ですが。。)
このうち、よく金融業界の人が勧めるもの(ってか国が勧めるもの)として、「長期分散投資」というものを言っています。
ざっくり言うと、「毎月同じ額をコツコツ積み立て続けて、長い年月をかけて資産を運用しましょう」というもので、「そっちの方が金が増えるよね!」と言う人も居ます。
※もちろんそうとは限らない
で、この長期分散投資の種類だと、
・積み立て投信
・積み立てNISA
・保険
・イデコ
とかがあると言われていて、人によっては「ドルコスト平均法!」と聞いた人もいるかもしれません。
※どーでもいいけど、ドルコスト平均法って「毎月ドル建ての積み立てをすること」では全くないので、「ドルでやるからドルコストって言うんだよ」とか説明をしてる金融マンがいたらチョップして突っ込んでください(助走付きで強め)
で、イデコってあちこちで言われてるのですが、、、冒頭でぼくが薦めないと言った理由は、その流動性によります。
流動性とは、要は「換金しやすいかどうか」ということなんですが、イデコについては原則60歳を迎えるまではかけたお金は引き出すことはできません。
※出来るっちゃ出来るけど、鬼のように厳しい要件
確かに「かけたお金だけ節税できる」とか「税金も優遇されてる」とかのメリットはありますが、そもそも今の先行き不透明な時代において、絶対に積み立て続けることが出来る、というのは言い切れるのか?と思います。
※現に僕は公務員から完全歩合給の仕事にチェンジしてます
昔のように、何も考えずに勤め続ければ、安定した給与をもらい続ける環境なのであれば、人生における収支計画は立てやすいので、「このお金をイデコで積み立てよう」とは言えそうですが、いざその計画が崩れたとき、積み立てたお金に一切手を出せないと言うのはリスクと言えると思います。
※もちろん投資は長期でやるべき、とは思いますが、「一切引き出しが不可能」という選択肢を減らすほどのメリットがある、とは個人的には思えません。
それよりは、例えば投信だったり保険だったりの方が、まだ流動性は高めなので、そちらで長期分散投資をやっていた方が、いざというときの現金化に対応できるかなと思うので、お金が余ってたらやってみていいのではないでしょうか、と言うくらいな印象です。
運用においては、
・手数料がどれだけ取られるか
・出口の税金はどれくらい取られるのか
を見るべきで、それ以外にも
・そもそもどれくらいの利益が見込めそうなのか
・制度として選択肢は広いのか
・運用先は長く続いてくれるのか
などなどがあり、色々な知識をつけておいた方がいいです。
ただ、とは言え金融を広く正しく知ると言うのはヒッジョーに大変(言ってるぼくもまだまだです)だと思うので、
ある程度ちゃんとした知識をつけること、
信頼できる人(もしくは情報ソース)を捕まえて深堀りすること、
あたりが必要になるかと。
こんなん学校の義務教育でやってくれたらいいんですけどねえ。。
ひとまず、
・理想はちゃんと自分で理解して選んでいく
・とはいえ難しいんである程度はアウトソースする
・面倒だったら信用できるものをフル活用する
というところなのですが、そのきっかけとして何か役に立てば幸いです。
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