未来は俺等の手の中 | SUN and FUN blog

未来は俺等の手の中

宮崎駿が、
「チェルノブイリの住人は被曝しているって言われても他に知ってる土地はないのでその場で暮らし続け、この芋は汚染されてるんだよアハハって笑いながらそれを食べるっていう 生活をしていた。あれが我々の未来図」と昔から言っていて、それがナウシカ原作版のラストとなっている。

私が福島原発のBBCが撮った水素爆発(真っ黒なキノコ雲)を見た時も、きれいな、とてもきれいな景色が見えた。
清澄な空気感、実る果実、淡い太陽、濁りない時間軸、呼気の透明度、
そして、人ひとりいない。

昔読んだナウシカの幻影だったのか…。

とにかく恐ろしかった。
究極に。

そして、ふっと風に撫でられ。



少なくとも福島原発30km圏内の土地は高濃度の放射量に汚染され、チェルノブイリ周辺のように人の生活が困難な地帯となるだろう。

ナウシカだけでなく、手塚治虫の火の鳥でも、地上が核戦争により破壊しつくされ、人間は地下に住む という世界が描かれている。

核実験は1945年、アメリカのトリニティ実験を世界初の核実験とし、その後旧ソ連、イギリス、フランス、インド、中国などにより、世界中で約2000回も行われてきた。

その時代を生きた者達は、核に対する恐怖を実感していたのであろう。
勿論、日本人の場合は太平洋戦争を経験したわけだから、広島•長崎に教えられたことは大きい。
あの日、エノラ•ゲイが落とした原子力爆弾が、日本人の意識の底に深い陰を焼き付けた。

それが生み出す絶対的な恐怖。

その国が何故こんなにも原発を運転しているのか。

4/12
原発事故レベルを引き上げ、チェルノブイリと並ぶ「レベル7」となった。
何もこれを聞いて慌てることはない。もう3週間前からレベル7だったのだから。

こんなもんなのだ。
日本政府も報道機関も。

そして、全ては起こった後だ。

始めの水素爆発の時に放出されたレベル7等量の大量放射性物質。
この時、国家非常事態宣言及び30km圏内の強制退去をしなかったのは、大きな大きな過失だ。
人殺しだ。

スピーディーは予測していたが、この時点での定点観測値が3箇所しかなかった為、はっきり発表出来なかったという。
では、何故事故直後に15箇所以上の観測点を作らなかったのか。放射線測定は同じ条件での継続したデータ収集が重要なのだ。そんなことは科学の基本であり、想定外の筈がない。此の様な事態に即対応するよう必ず対策事項として挙げられている。
つまりは、明らかな怠慢であり、情報の隠蔽である。
多くの人間を初期被爆させてしまった。



私達人間は地球から生まれた母から生まれた。
地球は宿命のままそのままに、宇宙の大きな「流れ」に決して逆らうことなく、荘厳な変化と奇跡を繰り返し生物を生み出した。

そして、人間は自らの手で穢した。


何百年かかろうとも、汚染された大地を放射能から浄化しなければならない。

ナウシカや火の鳥
何人もの人間が科学の悪用を説いてきた。
そしてその通りの恐ろしい世界になってしまった。

芸術とは作家そのものである。

ナウシカでも火の鳥でも、そこには「人の暮らし」があった。
地球にあった営みをするべきなのだ。

各々が暮らしを考える。

水が汚い、電気がこない。
だから何なのだ。

それでも、アジアやアフリカの子供達は笑っている。

少しずつ不要な科学を悔い改め、人間らしい営みにシフトチェンジしていく必要があるのではないだろうか。