PET/CTの結果、「増悪(ぞうあく)」が確認され、薬剤変更が確定しました。
PET/CT画像ではがん細胞が赤く表示される。今回確認する対象だった原発巣近くの影はやはり肺内転移だった。さらに下部胸膜、リンパ節の一部にがんが確認された。また大腿骨転移が見られるという。一方で肺腺がん発覚のきっかけになった腰椎転移にはがん細胞が確認されなかった。総合的には治療初期に戻ったという感じだろう。
治療方針は未確定だが、基本的には抗がん剤投与になる。免疫チェックポイント阻害剤との併用が有望である。大腿骨には放射線治療が行われる可能性があるが、いまだに症状(痛み)がないので急ぐこともなさそうだ。
ジオトリフ16か月、タグリッソ18か月の分子標的薬服用は終わりを告げられた。今後は点滴(注射)による薬剤投与になる予定だ。「何週間かに1回通院して点滴ですか」と質問すると、主治医は少し口ごもった。「時間が長いので・・」と言い、その時は明言しなかったが、2剤を点滴するには時間がかかるので「都度入院」になるのかもしれない。
細胞診は必要ないが、今後臨床試験を受けられるかもしれないので、細胞診(MET増幅などの有無確認)をしてもらいたいとお願いして、来週気管支鏡検査をやることになり、1泊2日の入院が決まった。胸膜癒着術以来の1年4か月ぶりの入院だ。その翌週にも2週間程度の入院になるかもしれない。
診察の後、血液採取・心電図・胸部X線(前後・左右・伏臥)をやって帰った。
今後の可能性、今の気持ちなどは、整理したうえでまた報告します。