今日の診察では、「頭部MRIの結果、脳転移は見られず」ということだった。
主治医は、「そろそろタグリッソ薬剤耐性に伴う治療法の変更の時期」と言う。原病巣近くの小さな影は、この半年間少しずつ大きくなっている(腫瘍マーカーは陰性のまま)。原病巣などに大きな変化がないので急ぐわけではないというニュアンスがうかがえる。「治療法の変更に異存はないけど、治療開始前に検査でがん細胞の種類を知りたい」と、引き続き訴えた。
一つの方法は「PET/CT」で、もう一つは「気管支鏡検査」だと言う。
希望していた「胸腔鏡検査」は難しいらしい。胸膜癒着術をやっているので、そこを避けて胸腔鏡を挿し込む必要があり、メリットよりリスクが大きいと言う。
とりあえず「PET/CT」を予約してもらった。新横浜のクリニックに行く必要(来週月曜日)がある。「PET/CT(Positron Emission Tomography)」は全身のがんの位置や大きさを正確に調べる検査なので、今問題になっている影以外にも隠れた転移があれば見つかる可能性があり、一度はやっておくほうがいいだろう。しかし遺伝子変異の種別まではわからない。
「気管支鏡検査」は入院の必要があるので、薬剤変更に伴う入院と同時にやってもらうように、来週末の診察時に頼むことにしよう。影があるのはだいぶ奥の方にあり、しっかり細胞を採取できるかどうかわからないらしい。それなら原病巣を改めて調べてもらうのでもいい。
結果として入院時期は来月初めの2週間くらいになりそうだ。