これまで誤嚥防止すなわち仰向けにならないための対策について書いてきた。前回は確か、暫定的に最終案を提示したつもりだった。
それはクッションに紐を縫い付けて、それを左右の肩または上腕に結んで固定するものだった。しかし「きつく固定すると紐が食い込んで痛い」「緩すぎるとからだがと回転してしまって仰向けになってしまう」「ぎりぎりの緩さにすると回転の力で(寝床側の)紐が切れたり、縫ったところが破れてしまう」といった問題を解決できなかった。
そこで写真のようなリュックを使ってみることにした。その前にいつも使っているしっかり目のブランドバッグでうまくいくことを確認した。探してみたら昔何かのおまけでもらったらしいビニールの簡易リュックが見つかった。高いバッグはもったいないので、これを使うことにした。
これは軽くて意外に丈夫だった。リュックにクッションを入れ、古いバスタオルを折り畳んで入れて、ちょうどいっぱいにしてファスナーを閉める。肩紐を最短ちかくに調節して緩まないようにピン留めした。これを着用して横向きに就寝してもほとんど負担感がない、もちろん体が仰向きになろうとすると寝床側の肩ひもが引っ張られるが、幅広になっているので痛いということはない。
今はこれを装着して横になり、前側に抱き枕を置いて寝ている。抱き枕にもたれ気味のほうが安定する。これでほとんど誤嚥はなくなった(横向きが完全防止とは言い切れないが気にならない程度にはなった)。
しかし夜中に目覚めてしまう「くせ?」は治っていない。目覚めても何も異常は感じない、水を一口飲んでまた寝る、老人性の癖なのかメンタル問題なのか? グリシン・GABAなど配合の睡眠サプリを試していて、何となく効くような気がしてきたが、まだ確証はない。