今日は診察日・・・X線検査と血液検査で特に変化は見られなかった。しかし前回のCT検査で確認された小さな影は気になるので、予定を繰り上げて来月CT検査することになった。影はがんなのかそうでないのかは不明である。CT画像において肺内転移が確実視されれば(影が増えていれば)薬を変えることになると言う。
 
「C797S変異は血液検査で分からないのか?」という質問の答えは「論文レベルではあるかもしれないが保険対象の検査にはない」「タグリッソの薬剤耐性はC797Sだけではない」というものだった。
「どんな種類のがん細胞か興味があるので胸腔鏡などで細胞診をすることはないのか」という質問には「どんな細胞かは次の治療方針には関係ないので普通はやらない」という答えだった。知りたいけどね・・
「10月のCTでも4月のCTでも点々と影が見らてたはずだが変化は確認できるのか」という質問には「現れたり消えたりしていて、がん細胞と特定できない理由でもある」という答え。
「9月と3~4月は胃酸の誤嚥が疑われる咳や強い違和感があったが、影は胃酸のせいではないか」という質問には「考えられなくもないが、誤嚥の場合は背中側に病変が生じることが多く、今はそういう訳でもない」という答えだった。確かに誤嚥は仰向けに寝ているときに起きやすいので、そういうことなのだろうが・・。
 
というわけで
次回CTで特段の変化がなければ今のまま継続し、増殖が見られれば薬の変更になる予定だ。薬の選択肢はいくつかある。
1.抗がん剤(すべての増殖細胞を攻撃するので脱毛などの副作用がある)。
2。抗がん剤と免疫CP阻害薬(テセントリク)の併用療法・・いったん免疫CP阻害薬を使うとほかの薬が効きにくくなる傾向もあるので、最初は抗がん剤単独を勧めると言う。
3.ジオトリフなどタグリッソ以外の分子標的薬を使う。あまり効き目が期待できないが、抗がん剤やテセントリクの副作用が嫌だという場合は使ってもよい。
 
というわけで先行き不透明だが来月中は体調が悪くなることもなく現状維持であろう。なおタケキャブはよく効いて胃酸過多はなくなったが、逆流症は治っていないので「仰向けに寝ない」ということで対処するしかない。薬での逆流症対処もないわけではないらしい・・。