今日は月例の診察日だった。
先週の心電図、今週の血液検査及びX線検査には異常はないが、先週の造影CTの結果はあまり芳しくない。
医師によると原発巣に大きな変化はない、しかし肺内転移の可能性のある新しい影(点在)が見られるということだ。この影が悪性(がん細胞)なのかどうかの断定は難しい。次回(普通は3か月後)の検査で変化が見られないようなら、薬を変えるほうがいいということだった。薬を変える場合、もう分子標的薬は使えるものがないので、いわゆる抗がん剤(脱毛などの副作用あり)になると言う。「テセントリクは使えないのか?」という質問に対しては、「テセントリクと抗がん剤の併用という選択肢はあるが、抗がん剤単独から始めるほうがよさそう」という答えだった。テセントリクはオプジーボと同じく免疫チェックポイント阻害薬である。
私の場合、腫瘍マーカーはずっと陰性なので指標にはなり得ず、確かなことを知るには細胞診(気管支鏡検査による細胞採取)しかないと言う。
次回5月の診察時に、早めの造影CT検査と気管支鏡検査(2泊3日入院)を予約してもらおうと思っている。6月に検査ができれば、その結果として治療法変更になる場合は、7月に入院(副作用を確認するため2週間前後)ということになる。
タグリッソにして3か月後の胸水検査では胸水中のがん細胞は消えていたので、効果はあったのだろうが、その後の2回の造影CTでは変化が少なく楽観的に見ても薬剤耐性は時間の問題と思われる。それなら早く次のステップに行くほうがいいだろう。これは言わば3回目のロシアンルーレットであり、だんだん治療法が限定されてくる。2年生存はした私だが、たぶん3年生存はほぼOKだが、4年生存あるいは5年生存は難しくなるかもしれない。