一昨年肺腺がんステージⅣの診断があってからちょうど2年を迎え、発覚以降の経緯や見解をブログに書くこと200回目を迎えた。
今も自分の状態は2年前と変わりなく、がんが増えたわけでもなくなくなったわけでもない。服用薬の副作用が出たり引っ込んだりするわずらわしさはあるが日常生活における支障はほとんどない。発覚のきっかけになった腰痛も10段階の1、2レベルのままで、鎮痛剤を服用すればなんともない。この2年を振り返ってみよう。
2017年4月:就寝時のみの腰痛の原因ががんの転移によるものと判明し、原病巣が肺にあることがわかった。
2017年5月:気管支鏡(2泊3日の入院)、骨シンチなどの検査を経てがん細胞の詳細、転移の範囲がわかり全身療法であるジオトリフ(分子標的薬)の投与(4週に1回の通院)が始まった。服用開始時に副作用を確認するため2週間入院した。副作用(特に口内炎)があって半量に減薬した。
2017年7月:肺炎で2週間入院、微熱と咳・痰・・大した症状ではなかったが、医者は大事を取って入院指示・・ジオトリフの重大副作用「間質性肺疾患」を恐れてのものだったが、入院してすぐ普通の肺炎と診断された。人生初の点滴を体験。
2018年8月:がん細胞が増え気味になり、検査の結果T790M変異陽性が確認され、薬剤耐性ができたジオトリフからタグリッソ(第三世代の分子標的薬)に変更され、ジオトリフのときと同じく2週間の入院となった。これまでの入院では本人はぴんぴんしていて、さらに今回は副作用もなかったのでホテル缶詰と同じ?周りに重病人がいるけど・・
2018年11月:これまでずっと溜っていて抜いてもまたすぐ溜る胸水をたまりにくくする胸膜癒着術のため10日余り入院・・特に体調が悪いわけではないがしばらくチューブにつながっていたので不自由ではあった。退院後しばらくして胸水は低位安定していることが確認された。

今日は3カ月に1回の造影CT(がん細胞の増減チェック)と心電図(タグリッソの重大副作用QT間隔延長のチェック)をやってきた。診断は来週末に主治医から効かされる予定。