一昨日は4週間おきの定期診察日だったが、特に大きな変化はなかった(X線、血液検査)。医師が言うには「血中タンパクの数値が低下している」とのこと。「こないだ下痢が続いたが関係あるか」と尋ねたところ、「まあ関係あるかもしれない、様子を見ましょう」という結論になった。
後で調べてみると、総蛋白が基準の下限をわずかに下回り、最も多い蛋白のアルブミンがだいぶ下回っている(8割くらい)。結果A/G比が3割くらい下回っている。Aはアルブミンで、Gは次に多いグロブリンだ。こうなる原因としては最も疑われるのは肝機能障害だ。しかし肝機能に関連する指標(GOT、GTP、γーGTP、ALP、CK、総ピルビリン)はほとんど正常値だ。残る原因としては栄養不良・・・やはり下痢のせいか。
 
それはさておき、半年ほど続いている睡眠時の喉の不調は「粘性液体の誤嚥」ではないかという素人診断に主治医は一応の了承をした。誤嚥対策の決め手は言ってくれず、「寝る前にうがいをするよう」指示された。「うがいは就寝後1,2時間しか効果がない」と訴えると、「それでも誤嚥性肺炎を防止できる」と言われ納得した。
 
何らかの原因で嚥下障害が進んでおり、何らかの原因で胃食道逆流症が進んでいるというのが私の見立てだ。前者は加齢によるもので後者はタグリッソの副作用ではないかと思っている。気道から分泌される気道粘液が過剰になりこれが咽頭まで逆流して滞留しているようだ。昼間でも中咽頭に粘っこい液体が溜るのを自覚している。そしてこれを不用意にあるいは無意識に呑み込もうとした際、気道と食道の分岐あたりで引っかかったり誤嚥したりするようなのだ。粘性が低ければ食道を経由して胃に運ばれるはずだ。しかし呑み込みが弱かったり逆流と重なったりすると気道側に入ってしまうのだ。仰向けもよくないのだが今一つ理由がよくわからない。

ブロムヘキシンは痰を薄める薬だが、痰まで至らなくても気道粘液を薄めてくれるので、結果的に誤嚥を防いでくれるのではないかと思っている。1日3回(各1錠4㎎)を処方してもらい今のところ順調である。ブロムヘキシンの誤嚥防止効果については医師も薬剤師も首をかしげているが、効果があるのならと容認している。
 
ファモチジンは胃酸を抑制することはできても、逆流を抑制することはできない。それでも就寝前に服用することにしている・・そうしないと苦いものが上がってくることがあるから・・・これを誤嚥するときつい!