もうじきがん治療3年目に入ろうとしている。現在の体調は、喉の奥のひっかかりが気になるくらいで大きな問題はない。今まで苦しかったと言える時期は肺炎になったときの数日間くらいだ。それ以外は、比較的軽い副作用とも思われる症状が入れ代わり立ち代わりやってきたくらいだ。
肺腺がんステージⅣの1年生存率は60%、2年生存率は35%くらいだ。同じ時期に肺腺がんステージⅣが発覚した人の約3分の2が亡くなったという勘定になる。では3年生存率はと言うと、およそ20%だ。あと1年生きれば、5分の4が死んで、5分の1くらいの生き残り集団に入ることになる。
来年はある種の山場になるだろう。タグリッソンが効き続けるのか薬剤耐性になるのか・・・薬剤耐性になったとして次に効く薬はあるのか・・ということになる。効き続ければ12%の生き残り集団に入ることになる。
まだ「死にたくない」とか「死ぬのが怖い」という心理状態になったことはない。生き続けるか死ぬのかは単純に確率問題なので、淡々と準備(いわゆる終活)を進めるだけだ。生き残り集団から外れそうになったら、より具体的なプラン(届出などの作戦)作りに進もう。そうでなければ、これまでの準備(家族との話し合いや遺言書の作成)で十分だろう。来年早々の検査(とりあえずCT)と診断を楽しみにしよう。