今日は外来の処置室で主治医による胸膜穿刺を行った。超音波で胸水の位置を確認して背中から針を挿し込んで、胸水を抜く。
針を背中に刺すときは少し痛いが、そのあとは痛いという感覚はない。麻酔もしていない。ただし針が胸膜を通過するときは不思議な不快な(ぞっとする?)感覚になる。そのあと、細胞診にまわすために胸水を太い注射器のような容器(2本)に採取して、そのあとはバケツ(透明なガラス容器)に垂れ流す。
胸水の色は薄いオレンジ色というか濃い黄色・・・・9月の退院時に抜いた胸水はピンク色(ロゼ?)だった。以前に別の医者は「赤いのはあまりよくない」と言っていた。実際ピンク色の胸水からはがん細胞が検出され、数か月後の黄色い胸水からはがん細胞は検出されなかった。今回どうなるかは来週末の診察時のお楽しみ(笑)。
しばらく抜いていたら、むせるような感じがして軽い咳が出た。主治医は「咳が出るなら、この辺でやめましょう」と言って終了。肺を圧迫していた胸水が減って、肺が拡張しようとしているのだ。だから抜きすぎると肺が急激に広がりすぎてよくないらしい。結局930ccほど抜いた。先に抜いた細胞診用の200㏄位を含めているのかよくわからないので、まぁ1リットル前後ということでいつも通りだ。
処置後X線撮影・・・来週の診察前にもX線撮影するので、増え方もわかる。
もう一つ個人的には実験したいことがある。がん発覚のきっかけになった腰痛は胸水の影響があるのではと思っているからだ。当時寝ているときに痛くなって、起きると何ともないという期間が続いた。2か月前に胸水を抜いたときに同時に鎮痛剤をロキソニンより軽いカロナールにしてもらったところ、腰は不調にならなかった。ところが1か月を過ぎたあたりからカロナールの効き目が落ちてきたのだ。最近は痛いというほどではないが不快なので寝る前だけロキソニンに戻している。だからもう一度カロナールだけに戻してどうなのかということを試してみるのだ。主治医は腰痛と胸水の関係について「そんなこともあるのかなぁ」と半信半疑だ。