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ノーベル賞受賞で話題になったオプジーボは私に適用されることはたぶんないだろう。
オプジーボは効く人には効くが効かない人には全く効かない。
私はその「効かない人」に該当しそうだ。
 
上表は日本で肺がん(非小細胞肺がんへの使用が承認された(健康保険が利く)3種類の免疫チェックポイント阻害薬である。「適応」欄によれば、キイトルーダのみに条件が付いている。PD-LI(発現)陽性に限られているので、私は該当しない。昨年5月の検査で陰性(発現率1%未満)と判定されているからだ。
「一次治療」欄ではオプジーボもテセントリクも×になっているが、私の場合すでに一次治療(ジオトリフ)を終えているので、この項は関係ない。
問題はその次の「PD-L1発現率・・・」の項である。
オプジーボでは「発現率1%未満の場合はドセタキセルなど他の抗がん剤を優先」するので次の選択肢にはならない。またEGFR-TKI(ジオトリフやタグリッソなど)の治療後は効きが悪いという情報もある。
テセントリクでは「扁平上皮がんでは発現率等も考慮して・・」と書かれているが私は非扁平上皮がんなので関係ない。次に「TC0かつIC0(発現率検査の二つの指標がゼロ)の場合、他の選択肢も考慮」とされていて、私はこれに該当するかもしれない。EGFR-TKI経験者でも効くという情報がある。
 
主治医の判断は「現時点で使えるのはテセントリク」「ただしタグリッソが効かなくなったときの次の薬は(白金系?)抗がん剤になる見込み」ということだ。ただし今どの抗がん剤が適しているかは判断できないとのこと。また「免疫CP阻害薬も、多剤併用等によって適用範囲が広がるかもしれない」ということだ。
 
がんの治療技術(薬剤)とりわけ免疫CP阻害薬に代表されるはノーベル賞で一躍注目されているが、いまだ「発展途上」なのである。