今日は診察日・・・先月抜いた胸水の細胞診・・・結果はシロ(がん細胞は検出されなかった)
主治医の見解は「胸水が今以上に増えるようなら胸腔鏡検査(要入院)をしましょう」というものだった。
これはよいことなのか? まぁ悪くはないが必ずしも良くはない・・・
がん細胞が増えているのか減っているのかの指針になりうるのは・・・
造影CT、腫瘍マーカー、胸水細胞診・・・これらが簡易に行える方法である。
まずCT画像はこの2回(半年ほど)はっきりしたがん細胞の増減を示していない。それまでは明らかに縮小していた。がん治療において「増減なし」も「効果あり」とみなされる・・悪くはなっていないのが重要だから・・。しかし増減なしは増加と減少がバランスしているのか、増加に転じようとしているのか、今あるがん細胞の遺伝子変異に変化はあるのかが気になる。
胸水の細胞診でがん細胞は検出されなかったが、肺のがん細胞が必ずしも胸水に出てくるわけではないので、がん細胞が縮小している証拠にはならない。つまり検出は証拠になるが非検出は証拠にならないのだ。
腫瘍マーカーはさらに当てにならない。なぜなら私の場合一度も腫瘍マーカーが陽性を示したことがないのだ。ぎりぎりでもなく、全くレベルが低いままなのだ。数値が高くなれば証拠になるが、低いままなら証拠にならない。
というわけで医師は「気管支鏡検査ではなく胸腔鏡検査」をしてみたくなったのであろう。肺腺がんの場合は一番奥(肺野)に原発巣があるため、気管支からは遠くなってしまう。胸腔鏡検査は肋骨の間の三か所から肺に直接腹腔鏡や細胞採取の手術器具などを挿し込む。気管支鏡検査よりも確実な(細胞採取)診断ができるというメリットがあるらしい。
中途半端な状態が続くより、積極的に胸腔鏡検査をやってもらうほうがすっきりするかもしれない。次回は薬剤耐性と増悪の関係について考察する。
主治医の見解は「胸水が今以上に増えるようなら胸腔鏡検査(要入院)をしましょう」というものだった。
これはよいことなのか? まぁ悪くはないが必ずしも良くはない・・・
がん細胞が増えているのか減っているのかの指針になりうるのは・・・
造影CT、腫瘍マーカー、胸水細胞診・・・これらが簡易に行える方法である。
まずCT画像はこの2回(半年ほど)はっきりしたがん細胞の増減を示していない。それまでは明らかに縮小していた。がん治療において「増減なし」も「効果あり」とみなされる・・悪くはなっていないのが重要だから・・。しかし増減なしは増加と減少がバランスしているのか、増加に転じようとしているのか、今あるがん細胞の遺伝子変異に変化はあるのかが気になる。
胸水の細胞診でがん細胞は検出されなかったが、肺のがん細胞が必ずしも胸水に出てくるわけではないので、がん細胞が縮小している証拠にはならない。つまり検出は証拠になるが非検出は証拠にならないのだ。
腫瘍マーカーはさらに当てにならない。なぜなら私の場合一度も腫瘍マーカーが陽性を示したことがないのだ。ぎりぎりでもなく、全くレベルが低いままなのだ。数値が高くなれば証拠になるが、低いままなら証拠にならない。
というわけで医師は「気管支鏡検査ではなく胸腔鏡検査」をしてみたくなったのであろう。肺腺がんの場合は一番奥(肺野)に原発巣があるため、気管支からは遠くなってしまう。胸腔鏡検査は肋骨の間の三か所から肺に直接腹腔鏡や細胞採取の手術器具などを挿し込む。気管支鏡検査よりも確実な(細胞採取)診断ができるというメリットがあるらしい。
中途半端な状態が続くより、積極的に胸腔鏡検査をやってもらうほうがすっきりするかもしれない。次回は薬剤耐性と増悪の関係について考察する。