昨日、毎日新聞の岸井成格の死去が報道された。彼は私と全く同年齢だ(私は2か月年上)。
彼のがん治療についてはこのブログでも昨年11月27日に取り上げていた。帽子をかぶった元気のない表情でサンデーモーニング出ていたが、後にがんであることを告白するも何のがんかという情報はなかった。彼は2007年に大腸がんで休んだという情報がある。食道がんを併発していたという情報もある。昨年休んだのは大腸がんの再発ではないかと言われていた。
ところが昨日の報道での死因は肺腺がんだということだ。そんなことある?
大腸がんが肺に転移するということはよくある。しかしそれを肺がんとは言わない。あくまでも「大腸がんの肺転移」である。大腸がんを起こした遺伝子変異は転移しても大腸特有のものであり、肺がん固有の治療をするわけではないのだ。
たぶん医師(病院)の見解ではなく、素人(親族)の発表なのだろう。
同じく昨日沖縄県知事翁長雄志の退院が報道されている。2期の膵臓がんで手術するため入院し、公務を休んでいるのだという。早期の復帰に意欲を示している。
しかし膵臓がんは肺腺がんより厄介だ。今年公表された全がん協のデータによると、ステージ兇諒振傳鞠生存率は8.7%なのだ。肺がんの場合は48%だ。手術できるレベルで早期発見されたのは不幸中の幸いではあるが、手術症例の生存率は12%(肺がんは78%)でやはり低いのだ。
もちろん人生を悲観すべきことではないが、彼が県知事という立場にいることは考えなければならない。今年12月には4年の任期を終えて県知事選が実施される。次の任期中に8人に一人の確率でしか生き残らない病人を知事に選出することができるのか・・きわめて厳しい。今でさえ結構痩せ衰えている・・治療に専念すべきかもしれない。
彼のがん治療についてはこのブログでも昨年11月27日に取り上げていた。帽子をかぶった元気のない表情でサンデーモーニング出ていたが、後にがんであることを告白するも何のがんかという情報はなかった。彼は2007年に大腸がんで休んだという情報がある。食道がんを併発していたという情報もある。昨年休んだのは大腸がんの再発ではないかと言われていた。
ところが昨日の報道での死因は肺腺がんだということだ。そんなことある?
大腸がんが肺に転移するということはよくある。しかしそれを肺がんとは言わない。あくまでも「大腸がんの肺転移」である。大腸がんを起こした遺伝子変異は転移しても大腸特有のものであり、肺がん固有の治療をするわけではないのだ。
たぶん医師(病院)の見解ではなく、素人(親族)の発表なのだろう。
同じく昨日沖縄県知事翁長雄志の退院が報道されている。2期の膵臓がんで手術するため入院し、公務を休んでいるのだという。早期の復帰に意欲を示している。
しかし膵臓がんは肺腺がんより厄介だ。今年公表された全がん協のデータによると、ステージ兇諒振傳鞠生存率は8.7%なのだ。肺がんの場合は48%だ。手術できるレベルで早期発見されたのは不幸中の幸いではあるが、手術症例の生存率は12%(肺がんは78%)でやはり低いのだ。
もちろん人生を悲観すべきことではないが、彼が県知事という立場にいることは考えなければならない。今年12月には4年の任期を終えて県知事選が実施される。次の任期中に8人に一人の確率でしか生き残らない病人を知事に選出することができるのか・・きわめて厳しい。今でさえ結構痩せ衰えている・・治療に専念すべきかもしれない。