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以下が私の生存率予測理論の当面の結論になる。
 
これまでは2007年以降の生存率曲線は直線になると仮定してきた。
定説となっている1年生存約80%と5年生存約5%のポイントを結ぶ直線がちょうど0年生存100%のポイントを通るからである。
しかし、上記3点を通るのは直線だけではない。
直線では時間軸と交差してしまい、必ず死ぬことになり、近年のわずかながら完治する人がいることを説明できない。
 
生存5年を超えるあたりで死なない人がいる。これは一つの薬で完治は難しいが、薬剤耐性後に別の薬が効けば3年以上がん細胞が減り続ける(壊滅する)こともあるからだろう。つまり生存率曲線は3年を過ぎるころから徐々になだらかになるというほうが妥当だと思われる。
ということは2007年生存率曲線は赤い線のようになるのであろう(あくまでも定説的な説明であり、図示される定量的な差はあまり意味ない)。3年を過ぎるあたりからだんだんなだらかになり、いずれ時間軸に平行になる。時間軸と平行と言うことは「完治」を意味するのだ。
 
そのような曲線を描くと0か月からしばらくは直線よりも上を通らないと、1年80%のポイントを通ることができない。これはすぐに死ぬ人が減っていることを意味する。このあたりで死ぬのは薬が全然効かない人のはずだから、がん治療というより末期延命治療が進歩していることを示している。
 
この結果として中間期の曲線傾きは2000年生存率曲線とあまり変わりがない。このあたりの傾きは薬が効かなくなった患者によるものだからということで説明できよう。
 
さらに言えるのは50%生存のポイントは2000年データから2007年データで1.5年しか伸びていないとも言えるのだ。
1.5年というのは現在の分子標的薬の薬剤耐性が現れる期間である。薬剤一つ分の延命効果しかないが、完治(がん細胞壊滅)の可能性があることも示していると言えよう。
したがって長生きしようとするなら、二つ目の薬の投与開始時期がターニングポイントになる。私の場合、順当に行けばそれは来年だ。