骨転移が進行するとその部位が脆くなって骨折を起こしやすくなる。私の場合腰椎に転移しているので、ここが骨折してしまうと寝たきりになりかねない。
 
これは以前から知らされていたことだが、今回の外来受診からその対策としてランマークの皮下注射が始まった。ランマークはやはり分子標的薬の一種(RANKL阻害剤)で腫瘍壊死因子を狙い撃ちして砕骨細胞の活性化を阻止するものらしい。これによって病的骨折を未然に防止するものだが、典型的な副作用として低カルシウム血症というのが発症(6%弱)することがあるらしく、新たにカルシウム製剤が処方された。注射は1か月に1回らしいが、カルシウムの服用は毎日である。またランマークを使用している者が抜歯したりすると、バランスが崩れて顎骨が壊死(2%弱)する恐れがあるらしい。そのため入院中に歯科の診察も受けていた。

次回の外来受診は23日・・27日(2週間おき)でもよかったのだが、古文書の会がある火曜日を避けるため変更してもらった。そこで抗がん剤の効果がある程度見えてくるかもしれない。