その後、気管支鏡検査のため二泊三日の入院。組織を採取した結果はやはり悪性・・退院前に胸水を抜いたが、やはり悪性の組織が検出された。その後の検査で骨転移、リンパ転移も確認された。
これだけ揃うとステージ4ということになる。
その後も数々の検査・・・これは治療法を決めるためのものだ。
その結果
・がんは肺由来である
・病名は「肺腺がん」
・EGFR遺伝子異常検査が陽性
ということがわかった。
肺腺がんは中村獅童が手術したことでも有名になった。このがんは初期段階での発見は非常に難しいが、ステージ1なら手術とその後の(再発)監視で問題はないだろう・・・。肺腺がんは肺がんの中でも多く、喫煙との相関があまりないこと、女性に多いことでも知られる。
ステージ4では(広い意味での)抗がん剤治療しかなく、手術や放射線治療は無意味である。ステージ4は過去の統計によればかなり前途は厳しい。1年以内に死んでもおかしくはなく、5年もすれば9割以上が死ぬという実績があるのだ。
遺伝子異常陽性は幸運と言うか暗闇の中の光明である。肺がん特有のEGFR遺伝子異常に対して有効な分子標的薬の進歩が著しいからである。イレッサ(2002年承認、がん治療は2004年以降)、タルセバ(2007年承認)、ジオトリフ(2014年承認)が典型である。私の場合は種々検討の結果、ジオトリフを服用することに決まった。かなり高い確率で効果があるらしいので、それに期待するほかない。
余命の統計はあくまでも過去の特に2007年以前のデータが支配している。それ以降に使われ始めた抗がん剤の効果が統計に反映されていないのだから、過去の統計を覆すことができるかもしれない。
分子標的薬や免疫療法の話はまた・・・
これだけ揃うとステージ4ということになる。
その後も数々の検査・・・これは治療法を決めるためのものだ。
その結果
・がんは肺由来である
・病名は「肺腺がん」
・EGFR遺伝子異常検査が陽性
ということがわかった。
肺腺がんは中村獅童が手術したことでも有名になった。このがんは初期段階での発見は非常に難しいが、ステージ1なら手術とその後の(再発)監視で問題はないだろう・・・。肺腺がんは肺がんの中でも多く、喫煙との相関があまりないこと、女性に多いことでも知られる。
ステージ4では(広い意味での)抗がん剤治療しかなく、手術や放射線治療は無意味である。ステージ4は過去の統計によればかなり前途は厳しい。1年以内に死んでもおかしくはなく、5年もすれば9割以上が死ぬという実績があるのだ。
遺伝子異常陽性は幸運と言うか暗闇の中の光明である。肺がん特有のEGFR遺伝子異常に対して有効な分子標的薬の進歩が著しいからである。イレッサ(2002年承認、がん治療は2004年以降)、タルセバ(2007年承認)、ジオトリフ(2014年承認)が典型である。私の場合は種々検討の結果、ジオトリフを服用することに決まった。かなり高い確率で効果があるらしいので、それに期待するほかない。
余命の統計はあくまでも過去の特に2007年以前のデータが支配している。それ以降に使われ始めた抗がん剤の効果が統計に反映されていないのだから、過去の統計を覆すことができるかもしれない。
分子標的薬や免疫療法の話はまた・・・