新人賞に落選したら電子書籍として出版予定なので、ちびちびとその準備を進めている。当落が分かるのは早くて8月ごろ(9月号)なので時間はたっぷりある。
 
アマゾンンのKDP(Kindle Direct Publishing)ヘルプでは何となくWORDでの投稿を勧めているように思われたのでWORDで準備を進めていた。「参考資料」のタブで脚注を入れたりできるので便利そうだ・・と思っていたら、縦書きやルビなどの日本語特有の書式が保証されていないということが分かった。問い合わせしてみたがやはりダメだ(完全にダメではなくダメなこともあるという中途半端)。「じゃぁどうすればいいの」と尋ねたら「EPUBで書く」ことを勧められた。世界標準的な電子書籍作成言語EPUBで書いた原稿をアップするとアマゾンの端末(Kindle)などで読むことができるMOBIに変換されるらしい。Kindle PreviewerというPCソフトでMOBI変換と書籍プレビューができる。MOBI変換したものをKindle端末(たとえばPaperwhite)にドラッグすれば端末で見ること(点検すること)もできる。
 
そこでネット上のサービス「でんでんコンバータ」でEPUBファイルを作ることにした。TEXTファイルと表紙ファイル、その他の画像(挿絵)ファイル、をまとめて一つのEPUBファイルにすることができる。
 
試行錯誤しながらEPUBファイル作りを進めたが、どうしても引っかかってしまうところがある。それは「脚注」だ。脚注をPaperwhiteの表示でタップすると「脚注ポップアップ」が開くことになっている・・ところが後続の脚注説明と合体してしまった内容がポップアップに表示されるのだ。そして後続の脚注をタップしても脚注ポップアップが開かない。
 
自分の作成ミスの可能性も否定できなかったが、とにかく問い合わせしてみることにした。いろいろ指示を受け、また自分でもいろいろ工夫してみたが改善されない。あるとき同様の不具合を訴えている人をネット上で見つけた。販売されている本についての問題だったが全く同じ現象だ。
 
アマゾン側でも現象には気づいたようだがまだ解決策の提示はない(お待ちくださいと二度メールで言われている)。2週間経過中・・・たぶんPaperwhiteのアップデートが必要なはずだが、対策ソフトができていないのだろう。
 
まぁゆっくり待つことにしよう。私が最初に発見したわけではないが、アマゾンに認識させたのは私が最初らしい。KDPの改善に貢献しているかな? しかし数年前からWORDの縦書きに対応していないなどKDPの日本語対応の開発はかなり手薄なようだ。脚注ポップアップは昨年にリリースされた新機能であり、当然横書きではチェック済みであろうから、縦書きをチェックしていなかった可能性があるのだ。