このところさまざまな電子機器・家電が不調になることが続き、結局それらは電源電圧に関するものだった。

パソコン(Dellの23インチディスプレイ一体型デスクトップ)が突然不調になった。電源投入で立ち上がらなくなったのだ。理由を調べてみると「電源電圧が低い」ということらしい。電源はコンセントにつないだACアダプターから供給しているので、100V交流電源かアダプターかパソコン電源回路の異常だ。Dellのサポートの指示は「延長コードを使用しているのなら、壁コンセントに直接つないでみろ」というものだった。部屋には2箇所コンセントがあるが、比較的近いほうではだめで、遠い入り口近くのほうならOKだった。アダプターのコードは入り口からテーブルまでは届かないので困る。
「この程度の電圧低下で使用できなくなるのはアダプターの設計不良ではないか」とねじこんでみたが、中国人サポートデスク相手では埒があかず、「有償修理になります」の一点張り・・。「二度とDellは買わない」と言ってはみたものの・・。
しかしその後、この電源異常がなくなって今のところ正常になった。たぶん何らかの理由で我が家の100V電源の電圧が下がったせいだろう。しかし他の機器は何も問題はなかったのだから、Dellの中国製アダプターの設計だけが「ぎりぎり」なのは明らかだ。このようなアダプターの仕様はだいたい「100-240V」となっているが、国産電化製品はおそらく95V位までは大丈夫なのだろう。世界標準を「95-240V」にしてもらいたいものだ。
 
次に掛け時計(電波)が異常になった。異常な時刻を示したり、電波受信後に正しく調整されなかったりし、最後には秒針が反時計方向に回りだす始末・・。通常このような状態は電池寿命によるものだが、新しい電池に交換しても治らない・・・「ついに寿命か」とあきらめて、当面は単なる水晶時計として使うことにした。
 
最近久しぶりにWiiのFitをやろうと思って、バランスボードを取り出してみたところ電源が入らない。しばらく放置していたので電池が切れたのだろうと思って交換してみたがやはりダメ・・。これも壊れたかと思ったが念のため電池電圧を測ってみた、新品の電池なのに装置側端子間でゼロVのところがある。確かめてみると接触部分が錆びていた。これをやすりで磨いたところ難なく復活! 確かにWiiのリモコンはニッケル水素充電池(1.2V)の使用が可能だが、バランスボードは乾電池(1.5V)の使用が規定されていて、「電源余裕度」が低いのだ。
 
・・・そして「そう言えば・・」と思い立って、掛け時計の電池端子を磨いてみることにした。見るからにきれいで、電池側も時計側も錆びているようには思えなかったが、とりあえずやすりで磨いてみた。そうすると・・・なんと正常動作になった!
 
今まで接触不良はよく経験したことがある。電池を入れなおしたり、グリグリっと回したりすると正常動作することがよくあったのだ、しかしこれらは新しい電池に交換するとほぼ解決していた。新しい電池にしても電圧降下(接触抵抗)が問題になることがある・・ということを勉強した。