先週は整形外科医と喧嘩別れ・・・と言っても、向こうが勝手に切れただけだが。
YTさんから病院や投薬に関する情報をいただき、大変参考になった。
YTさんは腰椎症(腰椎の神経が刺激されて片足がしびれて痛む)だが、類似と言ってよい。YTさんのもらった飲み薬は名前は違うものの私と大差はなさそうだ。そしてすぐにはほとんど効かなかったというのも同じだ。しかし貼り薬は痛みの緩和に効果的だったらしい。私の場合も別の痛み止め、貼り薬の追加処方を期待したのだが、医師のFはどうにもこうにも硬直的で患者の声を聴く耳がなかった・・というのが違う点かな。
YTさんの場合は1週間程度で緩和し、1ヶ月程度で薬を飲まなくても自覚症状が消えたようだ。

ここから学べることは、腰椎症にせよ頚椎症にせよ、手術を要するほどの重症でない場合は「自然治癒を待つ」のが基本だということだ。この時期に整形外科医や接骨医、鍼灸院に通って治ったと喜ぶ人がいるが、自然治癒の時期が重なっただけのことかもしれない。

もちろん整形外科医のリハビリや鍼灸、各種マッサージ等が全く意味がないと言っているわけではない。これらには状況によっては症状緩和の効果がある・・ただし「神経が刺激されている」という状況を直接改善するわけではないのだ。

もう一度典型的な頚椎症の原理を整理しておこう。
その人には長年の姿勢の悪さや、独特の(上向き)姿勢の機会があって、一部の椎間板が磨り減ったり、歪んだりして、さらに加齢によってそれが進行している。骨棘ができていることが多い。
ある時に上向き作業、長時間パソコン作業、寝違え等によって首の筋肉を傷めてしまう。筋肉が弱っていることも原因だと言える。
第5、第6、第7頚骨にできた骨棘付近の痛んだ筋肉が腫れて、神経根を刺激するようになると、その先にある手先に痺れが生じる。刺激がより強い場合は、肩や腕の痛みとなる。
筋肉の腫れが引いても、こわばりが残って神経への刺激が継続し、刺激が再び腫れを引き起こすという悪循環に陥って長期療養・・ということになるのだ。
このこわばりを治すには、患部の血行をよくするとともに、危険な姿勢をとらないことが必要だ。
多くのリハビリ等は「血行を良くする効果がある」ので気持ちがよいし、効いているような気がする。しかし2日に1回1時間程度の施術・リハビリでは実効期間は2%程度に過ぎない。
姿勢はある程度改善することができるが、寝る姿勢はもっとも重要だ。

さて自力更生の方法だが、今回は話が長くなったので次回に譲る。1週間ほどで若干改善しているが、もうちょっと確認してからにしよう。