こないだ首の痛みがなくなったという報告をしたが、肩の違和感がなくなったわけではなく、このことについて素人ながら分析してみた。

経過から言うと
昨年、五十肩らしき症状が再発した。左腕を後ろに回そうとすると肩に痛みが走る。よく言われる「腕が上がらなくなる」というものではない。以前に五十肩は2回ほど経験しているが、以前は「上がらなくなる」症状だった。そして以前の場合はしばらくすると徐々に治ったが、今回は長引いた。治ったかなと思ってもぶり返したり、肩を動かさなくても痛かったり違和感があったり、腕全体に痺れるような感じがあったりということが続いた。
そうこうしている内に(今年初め頃)首が痛くなった。頚椎症は10年ほど前に発症して半年ほどで自然治癒したので、「再発したか」と思った。ただし似ている症状ではあるが若干以前とは異なった。以前は普通の姿勢で寝るのが辛かった。すごく高い枕で首を立てるようにして寝ないと痛くてたまらなかった。整形外科通院での引っ張り・温め・マッサージでもほとんど改善しなかったのに、通院をサボっている間に急に改善して治った。今回は寝ること自体はさほど苦痛ではなく、パソコン作業中に調子が悪くなることが多かった。また上を向いて何かをしようとすると痛みが増した。肩のほうは同じような状況が続いていた。
そしてキネシオロジーテープを試行錯誤で貼っているうちに痛みが引いてきた。ただしテープが剥がれてきたり、貼るのをサボったりしていると痛みが戻った。貼り方を工夫して徹底的に貼り続けること、2,3ヶ月・・ようやくテープを貼らなくても首が痛くなることはなくなった。
しかし、肩の違和感や軽い腕・手の痺れはまだ残っている。ただし肩を後ろに回しても痛くはなく、いわゆる五十肩状態ではなくなっている。

以上から推定すると
頚椎の異常(骨棘)は10年前から特に改善されることはなかった(これは手術以外に手はない)
ただし姿勢に気をつけるなどしていたので、症状が現れることはなかった
そこへ五十肩が再発した(後ろに腕を回すと激痛)
そのため寝るときなどの姿勢が不自然になった
頚椎近くの筋肉に炎症が生じた
このため再び骨棘が筋肉の炎症とあいまって神経を刺激して頚椎症の症状が再発した
神経の刺激は肩や手の先にも及び、痛かったり痺れたりするようになった
頚椎付近の筋肉の炎症が長引いたために、頚椎症の症状も肩痛も長引いた
キネシオロジーテープで筋肉の炎症が治った
姿勢も気をつけているので頚椎症の症状がなくなった(隠れた)
(五十肩はとっくに治っていたが)神経の刺激が和らいだため(腕を動かしていないときの)痛みが和らいだ
まだ神経への刺激が完全になくなっているわけではないので、肩から手先にかけての違和感・痺れ・軽い痛みは出たり引っ込んだりしている

という訳でキネシオロジーテープは頚椎症を間接的に治癒させる効果があった・・ということらしい。いずれにしてもキネシオロジーテープは筋肉損傷には効くのだ。