ここ3ヶ月ほど首が痛い。10年前に発症した頚椎の痛みの再発だ。前回は、いつの間にか治ってしまい、何が決めてか分からなかった。今回は前回ほど痛みは強くないものの左手のしびれ、痛みを併発している。

何とかしないと思っているところにちょうど新聞広告が出た。
「頚椎症の激痛・しびれが消えた、驚いた」という例の健康ものだ。普段はこのような類の広告は全く信じない。しかし、広告を見ていて共感する部分があったので、試しに買ってみることにした。
「夢21」という雑誌の4月号で530円だ。

まず頚椎の痛みの分析に関しては論理的で私にちょうどフィットする。妻は「読むのが面倒」と言っているけど・・。
主に2種類あって「頚椎症性神経根症、略称神経根症」と「頚椎症性脊髄炎症、略称頚髄症」だ。前者は頚部で左右に枝分かれする神経根を骨棘が刺激しているのに対して、後者は中心の脊髄を刺激している。後者は重症化することが多い。前者は左右どちらかの首・肩・腕・手にしびれや痛みが生じる。私の場合は典型的な神経根症らしい。
頚椎には第1~第7頚椎があって、その上下と間から第1~第8頚神経根が左右に分岐してそれぞれの部位に届いている。腕・手がしびれることには第5~第7が関係している。

とりあえず二つの対策をやってみることにした。1週間の経過は以下の通り。
第一は体操(ストレッチ)だ。1日に何回か「首を立ててあごを数秒間ひく」というものと、「四つんばいになって30秒間首を下方に倒す」というものだ。首の後部を伸ばして、刺激を和らげるというものだ。
第二は枕だ。比較的高めの既製品のパイル入りの枕の中央部を少しへこませるもので、本に書いてある通りに作った。
ストレッチはかなり効果がありそうだ。目立った自覚症状がなくなった。時々違和感があるくらいだ。違和感があるとストレッチするようにしているので、悪くはならないようだ。なお、首にはキネシオテープを貼っているので、相乗効果かもしれない。近いうちにテープを剥がしてストレッチだけの効果を確認してみよう。なお、キネシオテープは症状軽減の効果はあったが、一進一退から脱していなかった。腰や腕の痛みは筋肉だけだったのでよく効いたが、さすがに神経には難しい。
枕の効果は、ストレッチから数日遅れて始めたのでよく分からない。ただし寝ているときの気分はいい。頭の位置が安定している。以前の枕では枕が外れて、仰向けになって(あごが上がって)しまい就寝中に首が痛くなることもあったが、そういうことはない。ただしストレッチの効果と分離は困難である。

しばらく上記の対策を続けて様子を見ることにしよう。