
右に見える鉄塔はハイランドで最高の送電鉄塔だ。最高と言っても、一番いいという意味ではなく文字通り標高が最も高いのだ。
この鉄塔にはてっぺんのあたりに航空障害灯が設置されている。昼間だからよく分からないが一番上の少し白く見えるあたりだ。中段にも2個あって三つとも赤色の非点滅になっている。
実は昨年11月7日にこの鉄塔の塗装作業について、このブログに書いた。その時は、単なる「メンテナンス塗装」と考えていたが、できあがったものを見ると、どうやらメンテナンスだけではなかった。
グレー一色から赤白ツートーンになっていた。そして夜間には航空障害灯が点くようになった。
つまりこれは航空事故対策だったのだ。しばらく前に瀬戸内海だったか、飛行機が送電線に引っかかって墜落した事故があった。このとき政府は「もっと航空障害灯を設置しろ」と各電力会社に命じたのだった。規則上は不要だったが、東電はこれに応じたというわけだ。
赤白に塗られて、航空障害灯が設けられているのは、このあたりではこの鉄塔だけだと思う。
ところがこないだの地震直後の停電のときこれが消えたのだ。つまり我が家と同じ変電所から配電されているのだ。隣家のご主人が「鉄塔の電気も消えてる」と言ったので気付いた。
多分このとき東電は「ここを長時間停電させるのはまずい」と思ったのに違いない。
・・・そして我が家を含む一帯は「計画停電対象外」になった・・・という仮説は正しいかな?
このところの計画停電で久里浜(火力発電所の近く)も停電になっているのに我が家が停電にならないのは、そういう理由か・・。
しかしまだ停電したことがないというエリアがほかにもあるので「証明」はできていない。
しばらく様子を見ることにしよう。