
さて生家なのに義兄の法事・・とは少し変だね。実は姉が結婚して以来私と(もちろん親も)一緒に住んでいたのだ。この家は「男子が戻ってこない」という「伝統」があるのだ。
ここは元々「さ○○」家で戦前に当主が病死して、その後「み○○」が入ってきた。それで生まれたのが私で、私がまだ幼い頃から「さ○○」の跡継ぎ(私の兄)は関西に出たままになった。私のすぐ上の兄も関西に出た。姉は結婚して「わ○○」となったが、この家で私と一緒にすむことになった。いわば「サザエさん」状態だ。そして男の子、女の子ができた。私は中学生くらいで「おっちゃん」と呼ばれるようになったが、以前から甥、姪はいたので、これが最初ではなかった。
今年の初めにこの姪の長男に子供ができた・・・うちの長男・長女はまだ結婚もしていないのに(笑)。「高い、高い」をされて笑い声を立てる子を見ていると、甥や姪をあやしていた頃を思い出した・・・月日の経つのは早いものだ。可愛い双子で、小さいけど結構重い。昔はもっと思いっきり振り回していたような気もするが、怪我させるといけないので今回は自重した。
そして甥は仕事で関西に出ているが結婚もしていない。姪夫婦「せ○○」は結婚後間もなくして、この家に住むようになり、今はこの姪夫婦とその長女が住んでいる。姪の長男は近くで仕事をしているので、「伝統」は消えるかもしれない・・・。あるいは奇跡?のように甥が結婚して戻ってくるのか。誰も戻って来ず、姪の長女が結婚してここに住んで「伝統」を守るのか? まだ予断を許さない(笑)
来年は義兄の三回忌で・・・そして3年後は姉の七回忌で帰ることになる・・・。兄弟姉妹やその連れ合いがだんだん少なくなっていく・・。