

東京電力は今、我が家周辺の高圧送電線鉄塔の塗装工事を行っている。
塗料が飛び散らないようにネットですっぽり覆っている。ここは結構強風が吹くのでネットを張るだけでも大変そう・・。
これら送電線は久里浜海岸の東京電力横須賀火力発電所に続いている。上の写真で、右から3本目の鉄塔左右に3本の煙突が山なみからちらっと顔をのぞかせている。この山は「くりはま花の国」のあるところ・・。発電所の煙突のさらに左側に高く見える煙突はゴミ焼却場(横須賀南部工場)の煙突である。
従って、これらの立派な送電線システムはほとんど使われる当てがないのだ。にもかかわらずかなりのコストをかけてメンテナンスのための塗装をしなければならない。
私の推奨は「原子力発電所」だけど・・・多分横須賀市民は賛成しないよね。発電所から5キロ圏内の家庭では電力料金を半額にしてくれる・・・なら、賛成してもいいよ。私は原子力発電所をあまり恐れてはいない。
それはさておき、次のお勧めはここを「水素製造工場」にする計画だ。燃料電池はいずれ(だいぶ先だけど)普及する・・燃料電池の燃料は基本的には水素だ。水素なら排出されるのは水のみでクリーンだ。化石燃料(天然ガスなど)を燃料にすることもできるが、当然二酸化炭素を排出する。だから水素がベストだ。一方、水素を製造するには水を電気分解するのが一般的だから、送電線がそのまま使える。海水から作れるのなら、海岸にあることが強みになる。
もちろん原子力発電所と水素製造工場の併設が理想的だ。原子力発電所の出力は電力需要が大きいときは大需要地区へ電力供給し、電力需要が小さいときは水素を製造して蓄える。他地域の電力が余っていれば水素を増産する。送電線は「往復」で活用できるのだ。
そうすれば、送電線の「お色直し」も有意義なのだけどね・・。