
ハバネロ酢は唯一乾燥していないハバネロを使用したもので、酢(黒酢を使用)の中に青い未熟ハバネロを漬けたものだ。ピリ辛酢・・だけどあまり使う場面がない。でも、もうなくなりそうだ。
乾燥ハバネロは熟した赤いハバネロを縦半分に切り種を抜いて、それを4等分して天日で乾燥したものだ。乾燥剤と一緒に瓶に入れておいたらカラカラに乾燥した。
ハバネロ一味は乾燥ハバネロをミキサーで粉末にしたもの。唐辛子の一味と同じように使える。そばやうどんに使う・・とにかく辛い。後から辛味がやってくるのが特徴だ。
ハバネロ七味は、ちょっとサボって市販の唐辛子七味にハバネロ一味を混ぜただけ・・・すこしマイルドになって使いやすい。
そして、最高傑作が「ハバネロラー油」だ。五香辣油(ウーシャンラーヨー)のハバネロ版だ。昨日から作り始めて、今朝完成したので早速今夜のギョーザに使ったところ、「これはいける」という結論になった。妻も「辛いけど美味しい」という感想・・・。ほんのわずかで辛味は十分・・そして香りと言うか、味と言うか・・とにかく美味しい。何せ、中国香料をたっぷり使っているのだから・・。そして傑作なのは、頭のてっぺんに汗をかいたということだ。ハバネロのカプサイシン効果が実感できる。
作り方:ハバネロ一味10g、乾燥ハバネロをすり鉢でつぶしたものを20g弱をステンレスボウルに入れ、ごま油大さじ2杯でしっとり混ぜておく(ハバネロが飛び散るとのどをやられるので、その対策にもなる)。ネギの青い部分5g(適当にきざむ)、生姜5g(薄切り)、にんにく半かけら、五香粉(ウーシャンフェン)4g、八角(スターアニス)1個(2g)をごま油200ccの小鍋に入れ弱火で加熱する。温度計で確かめながら170~180度まで加熱し、10分。これをざるで漉しながら上記ボウルに注ぐとハバネロが泡立つ(換気扇を廻しながらやらないと危険)のでかき混ぜる。冷めるのを待って、ラップで蓋をして一晩置く。翌朝、上澄みを濾紙を使って漉すと出来上がり・・・半量くらいになってしまったものを密閉容器に入れて保存。ごま油ではなく普通のサラダ油でもよいが我が家では健康上の理由から菜種・大豆油は使っていないので・・・。我が家で主に使っているしそ油は酸化に弱いので、今回は使用しなかった。五香粉(八角もこれもエスビー食品製)はフェンネル(茴香)・シナモン(桂皮)・花椒・クローブ(丁子)・陳皮が入っている。