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観光の最後はノルウェーの港湾都市ベルゲン。フィヨルド観光の拠点でもある。ここはハンザ同盟の時代に大いに栄えた。上の写真はその頃の中心地で湾に面したブリッゲン地区だ。三角屋根の建物が続いているが、これは昔を再現したもので、前面はいわば作り物だ。昔は木造建築であった。今はビルの表側にこのようなデザインを施しているのだ。この地方の人たちは北海などでタラを獲り、ハンザ商人(多くは居留しているドイツ人でこのあたりは自治区になっていた)に売る・・・というよりも穀物などと物々交換した。そして干しタラは欧州各地に輸出されたのである。
写真の一番右側の少し低い建物は「ハンザ博物館」で当時の商人たちの生活が偲ばれる。ずっと並んでいる建物の道路側はほとんどが土産物屋さんだ。
土産物屋では300クローネ(約5400円)前後(物品と食物で異なる)以上買物をすると免税にしてくれるから、あちこち調べてから纏め買いするほうがいいかもしれない。物価が高いので、ちょっと買物をすると越えるけど・・。
下の写真は、上の写真の手前側、湾の一番奥の広場にある魚市場の売り子の女性(グレタちゃん)だ。ここで缶詰などの自宅用お土産と、当日の昼ごはん用のカニ、エビなどを購入した。カニの殻は固いので割ってもらった。それでも免税になるのはおかしい・・・明らかに国内ですぐ消費しそうなのに・・。

最後の日ホテルを出てバス停まで歩く。タクシーのほうが便利だが、空港まで20キロ近くあるようなのでバスのほうがいいだろうと思った。ブリッゲンの土産物屋の前の湾岸側にバスターミナルがあってそこからエアポートバスが出ている。我々はホテルに近い次の停留所で乗った。運賃(一人85クローネ)はカードで支払いが可能。
1時間近くかかって空港に着いてチェックインしようと思って・・びっくり。eチケットとマイレージカードを入れた袋がない!!! かばんを開けて妻と娘の冷たい視線の中で必死に探すがない・・。そう言えば昨日から見かけていない。
どうしようもないので、カウンターの女性に「すみません、eチケットを無くしました・・」と言いながら、3人のパスポートを渡すと、彼女はニッコリ「No probrem」・・・あっさり搭乗券を受け取ることができた。今回の最大の発見は「eチケット(実際にはコピー)は無くしてもまったく問題ない」ということだった。
そしてタックスリファンドをしようと尋ねると、出国手続きの先にあると言われる。「ふうん??」と思いながら、入って探し回るがそのような受付はなかなか見当たらない。また尋ねると「免税店の奥にある」と言われて探すと、単なるレジのような(しかしリファンド専用の)受付が見つかった。普通はカードへのリファンドもできるが、ここではキャッシュ(クローネかユーロ)しか扱っていない。なんだ結局買物させられる・・(わずかだけど・・)。
そうして無事?、ベルゲンを発ったのだ。