イメージ 1

イメージ 2

日食観測現地ツアーはバスで上海西南の嘉興に行って日食観測し、その近くで食事を摂って、その北方水郷西塘を観光して上海に帰るというもので、一人1万円だった。安いのか高いのかはよく分からなかったが、水郷の観光が入っていたので選んだ。個人旅行で水郷を訪れるのは結構厄介なので、ちょうど渡りに船だった・・。

日本語で説明してくれる中国人ガイドは水郷を「すいきょう」と言うので、訊ねてみた。「すいきょうというのは中国語にあるんですか?」と・・。答えは「もちろん発音は違うけどありますよ」ということで、「水辺の街です」ということだった。私は「日本ではすいごうと発音し、街ではなく村と言うか田園風景ですよ」と言ったら、初めて聞いたらしく「ありがとうございます」ということだったが、その後の説明で「すいごう」と1回言った後は「すいきょう」に戻った・・。

ガイドブックなどで・・は「水郷古鎮」という言い方もしている。「鎮」は町のことで、今でも地名表示に使われている。日本では水郷の水辺は田んぼないしは田舎道が普通だが、ここでは水辺の街だ。

ところで・・「西塘」=「せいとう」=中国語読みで「シータン」は、水郷の中で日本人にはあまり知られていない。私が買った「まっぷる」にも「周荘」や「朱家角」「七宝鎮」は載っているが、「西塘」はまったく説明されていない。・・しかし、ネットで調べてみると、意外に人気がある。他の有名な水郷より、観光客が少なくて雰囲気のある街として紹介されている。

我々は8~10人ずつ屋形船に乗って巡り、歩いて帰るという観光であった。船は波があったら沈みそうなくらいのお世辞にも立派なものではない・・・後方のオジサンが櫓で漕ぐのでゆらゆらゆれながら進む・・この日は雨が降ったり止んだりの天気であったが、観光中は幸い雨も降らず、古い街の風情を楽しむことができた。

帰りに「麦芽糖」というのを買って食べてみたが、幼い頃田舎で食べた水飴・・田舎言葉では「ぎょうせん」・・そのもので懐かしくなった。さらに、どうしても食べたかった「ちまき」も買ってみた。オバサンが勧めたおにぎりくらいの大きいものを買ってみた。この地方特有の食べ物で私の幼馴染もお薦めのものだったが、確かに日本人に合う美味しいものだった。醤油風のダシのもち米に肉などが包まっていて、竹?の皮で包んで紐で結び蒸したものだった。昼食後でなければもっと食べてもよかった。

なお、水郷に寄る前に食べた昼食はコース料理になっていて、多くの種類の郷土?上海?料理を楽しむことができた。こっちは物価が安いのかもしれないけど、今までの海外旅行のツアーの中では上質だった。

なお、ツアー会社はネットで検索して見つけたもので「魅力上海」で検索するとすぐ見つかる。