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これはこないだ収穫した山芋の実「むかご」である。
生垣の紅要糯(べにかなめもち)の根元から生えて一杯絡んでいる。しかし今年はあまり実が付いていない。これでは二口、三口で終わってしまう。一応塩茹でにして食べた。味はまあまあだけど、量の少なさに不満が残る。どうも今年は虫にやられているようだ。実際収穫しているときにも、実にしがみついている虫をニ三匹見かけた。去年は見かけなかった奴だ・・。

むかごとは零余子と書いて、山芋に限らない。また、実というのは花が咲いて受粉してできるものを指すが、これは実際には違う。山芋の場合、葉腋(茎から葉が出ている、いわゆるわきの下部分)に徐々に成長する。これが落ちて発根して育つのだ。花は別に咲くけど・・。だから我が家でも自然にどんどん増えていくわけだ。これを一般に栄養生殖と言うらしく、実(み)というのは実(じつ)は栄養繁殖器官だそうだ。

高知の知人、N村さんの自宅の山には自然薯が生えるそうだ。今年は横須賀から訪問する知人と芋掘りに出かけるそうで、楽しそうだ。いい形の天然モノの自然薯を見つけるのは簡単ではないそうで、市場では1万円はくだらないとのこと・・・。Wikipediaで調べると正確には「ヤマノイモ科」の「ヤマノイモ属」で、通称「山芋」もしくは「自然薯」と言うらしい。

ということは今、我が家の庭に10万円以上の商品が育っている?? ヤマノイモ科には似て非なるもの(食用にならない)ものもあるらしいので要注意・・。でも、むかごは市販のものと味は変わらない。