イメージ 1今日、ダイクマでサッポロがVIVA!LIFE(ビバライフ)という糖質ゼロ、アルコール5%の発泡酒を売り出しているに気付き、買ってみた。早速買ってきて今夜飲んでみたが、例によって味音痴の私にはよく分からない。なんとなく他社のものに比べ癖があるようにも思うがよくは分からない。
何故興味を持ったかというと、糖質ゼロ発泡酒では初の5%だから(アサヒとサントリーは4%、キリンは3%)であり、私は3月10日の記事で糖質ゼロ(0.1g/100ml程度)でアルコール5%の発泡酒を売るべきだと提案していたからである。もちろんサッポロが私のブログを見て開発したわけではなかろうが、このビバライフは私の提案を上回るものであった。
アルコール5%というのはそれだけで28.2kcal/100mlとなってビバライフの表示28kcal/100ml(小数点以下四捨五入)からすると、アルコール以外の脂質やたんぱく質などを限りなくゼロにしなければならない。糖質0.1g/100mlは約0.4kcal/100mlなので、それでは合計28.6すなわち表示は29kcal/100mlになってしまう。つまりたんぱく質をゼロとすれば脂質は0.05g/100ml以下にしなければならないのだ。
キリンは低カロリーを売りにするため3%というアルコール好きにとっては物足りないレベルにした。サントリーとアサヒは低カロリーと糖質ゼロ(0.5g/100ml以下)を実現しつつアルコール濃度にも気を遣う中庸案であった。今回のサッポロのビバライフはキリンのZERO・NAMAの対極を行くものである。
私が何故5%を提案したかというと、アルコールのカロリーは代謝(発熱)によってのみ消費され、脂肪として蓄積されることはないので、肥満には直接つながるものではないからである。だから糖質を限りなくかっとした上で、飲んでおいしいアルコール度数にすべきだと思うのである。
この原理を理解しているビール好きの人であれば、キリンではなくサッポロを選択するはずなのである。
しかし、市場はそのような理屈だけで動くわけではない。果たしてこの4つの糖質ゼロ発泡酒のシェアがどうなるのか大変興味深い。