久里浜自動車学校の敷地に巨大な鉄骨が姿を現した。イオンがショッピングセンターを経営し、屋上でドライビングスクールを運営するという経営モデルだ。ショッピングセンターが単なるスーパーに毛の生えた程度なのか、いわゆるショッピングモールなのかはまだ知らされていない。大店立地法の出店申請によると、売場面積14,000㎡、駐車台数510台のGMSで、8月オープンとなっている。
久里浜自動車学校は神奈川県最初の自動車学校らしいが、これまでの形態ではなかなか苦しくなってきたみたいだ。この再開発は久里浜商店街にとっては脅威と歓迎の入り混じった気持ちのようだ。久里浜には花の国やペリー記念公園、工業団地があって一応の人の流れはあるようだが、いずれも決め手にはなっておらず、やや取り残され感のある街になっている。ひょっとするとこれが復興のきっかけになるかもしれない。
実はこの場所は旧内川新田の最も海寄りに位置しており、内川新田の開拓の指揮を執った砂村新三郎の屋敷があったところである。総指揮は砂村新左衛門(おそらく新三郎の伯父)であったが、新左衛門は江戸(砂村新田)に住んだので、新三郎が内川新田初期の名主となったのである。のちに新四郎も隣(郵便局当り)に屋敷を構えたので、両家が並立することになるが・・・。
江戸時代初期に砂村一族によって開拓された久里浜(駅周辺)が350年の年月を経て再開発される・・・というのは大げさかもしれない・・・。
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