結論的に言うと、一般的なサラリーマンが歯をインプラントにするのは60歳前後がよい。

それはインプラントが保険外診療で全額自己負担(複数本やることになると数10万円から100万円くらい覚悟)しなければならないからだ。一般的なサラリーマンは40歳代くらいまでは子どもの教育費はかかるし家のローンは残っているし・・・というわけで、大きな出費はためらってしまうことが多い。しかし、定年を迎える頃には、退職金も年金も確定してきて、新たな大きな出費もなくなってくる・・・少なくとも老後の生活資金の目処ははっきりしてくる。だから、60歳から80歳(90歳?)までの食生活と余裕資金を秤にかければいいわけだ。私の場合は「食べ物が美味しく食べられなければ、旅行も面白くないし、スポーツも楽しくない・・・だから、まず歯を治そう」という考えに至った。

もう一つは、医療費控除の問題だ。所得税は収入から必要経費を差し引いた総所得金額からさらに所得控除を差し引いた課税総所得金額に対して課税されるものだ。医療費控除は所得控除の一種だから、10万円を超える医療費分だけ課税総所得金額が減る勘定になる。所得0~330万円では税率10%だが、330万円を越える部分の900万円までは20%になる。一般的なサラリーマンは定年前には結構高給になっていて、所得の一部は20%課税になっているのが普通だ。つまり所得が多いときにインプラントにすれば20%の税金が戻ってくるのだ。100万円の手術なら(他の医薬品代なども含めれば)20万円は戻ってくる勘定だ。

私の場合は60歳以降も個人事業で今のところそこそこ収入があるので、税金を納めているうちにやっておくのがいいと思った。顧問や役員などでしばらく会社に残るケースでも当てはまる。現役バリバリのときは歯医者に通う時間もなかなか取れないことがあるが、定年間際や定年後処遇の場合、自営業の場合なら自由な時間が持てるようになる。

歯が治ったら、できるだけ旅行に行く機会など増やして、仕事はだんだんサボろうかな?

出来事(8月6日~9日)
生活:台風が来ているらしい。雨が降るのは大助かりだが、風は遠慮させていただきたい。
園芸:台風対策をしなければならない・・。でもトマトもキュウリも最盛期を過ぎたので、倒れたとしてもいいか・・。
運動:このところお休み・・。自転車修理(パンクとペダルクランクの曲がり)が終わって天気がよくなったら出かけよう・・・。