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土門拳賞受賞写真家故砂守勝巳の軌跡を辿ります

 

 

 

 


年始に空港でお逢いしたTさんからメールをいただいた。




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Tさんのお知り合いがフィリピンにいて、祖父の住所を尋ねてくれた。








その報告のメールを転送してくれたのだった。









Tさん

前略、
きょう、コーネリオ・サベロンさんの住所として書いてあった
場所に行ってきました。








現場は自動車用品や建材用品を販売する3店舗ほどが入居する
、ある店の敷地になっていました。




この店のオーナー(エルリンダ・ベティトさん)の親戚が店にいたので聞いてみたのです
が、サベロンさんについては知らないということでした。





10年ぐらい前にこの場所に店を建てたそうで、その時、以前の土地
のオーナーが誰かはこのベティトさんに聞けば分かるかもしれ
ない、ということでした。




念のためにベティトさんのビジネス・カードをもらってきました。






その後、この住所の隣にあった(番号が250番地)小さな家が
いくつも奥の方まで連なっている住宅地の入り口にいた女性に
尋ねたところ、その女性の祖母が出てきて、コーネリオさんの
ことをよく知っていると話してくれました。






この女性はエディタ・カランダンさん(Edita Carandang, 65歳)という名前で
、コーネリオさん(自分より年配だったので彼のことを「ダデ
ィー」と呼んでいたそうです)と彼の比人妻だったニダ(Nida
)さんと同じ織物工場で一時期、一緒に働くなど親しかったそ
うです。







エディダさんによると、コーネリオさんたちは15年ほど前にこ
の住所から妻の実家があったバタンガス州マルバール町に移り
住んだそうですが、その後、ニダさんにたまたま会った際に、
コーネリオさんが病気で亡くなった、と聞かされたそうです。






コーネリオさんは昔から高血圧を患っており、心臓発作か脳溢
血が死因ではないかとのことでした。








コーネリオさんとニダさんにはジョセフィーンさん(ニダさん
と先夫の間の子供)とジャネットさんという娘が二人いたそう
です。






エディタさんによると、娘二人とも外国人(アメリカ人
ではないかとのこと)と結婚して、現在は外国に住んでいるら
しい、ということでした。






ニダさんはジョセフィーンさんの家族と一緒に外国に住んでいるらしい、と聞いているそうです。








エディタさんやその他の住民の人、数人にも話を聞いてみまし
たが、皆さん、コーネリオさんの子供や孫の消息について知っ
ている人はいませんでした。







エディタさんは「ダディーはとても物静かで、やさしい人だった。皆から好かれていた」とコー
ネリオさんのことを評していました。







エディタさんの娘さんのフェさんはジャネットさんとほぼ同じ年だったといい、よく一
緒に遊んだそうです。








また、日本からコーネリオさんの息子さんが一度訪ねてきたことを、人から聞いて知っていたとのこと
でした。











こんなところです。








今日はカメラを持っていくのを忘れてしまい、せっかく話を聞けたのに彼女たちや現場の写真が撮れず残念でした。








また、何か情報が分かれば、ご連絡します。







それではこれで。ご報告まででした。


S











毎日フィリピンからの便りを待っていたが、返事がこない理由がわかり、よかった。






逢う事が出来ないのはとても残念だが外国に嫁いでいったという叔母を探す新たな目的と、祖父のお墓参りの予定ができた。








Tさん、Sさん
本当にありがとうございます。













今度是非フィリピンでお逢いしましょうね。