若芽もやがて枯れゆく
満ちた潮もやがては引いていく
死は生きた人生があったればこそ与えられる
ささやかな人生であったとしても
華やかな人生であったとしても
つましい人生であったとしても
惨めな人生であったとしても
生きていたからこそ死に迎え入れられる
罰ではなく
世の理(ことわり)として
では訊こう
死は
この世からの脱落か
あの世への解放か
訳知りの主なら容易かろう
重ねて訊こう
長生きは
この世の善行への褒美か
身の罪をさらに償えという戒めか
悟った主なら造作もなかろう