私がわたしであってはいけないのなら


あなたはあなたであってはいいのだろうか


私がわたしであることを認めてもらわなければいけないのなら
 

あなたはあなたであることを誰に認めてもらったのだろうか


あなたがあなたであることが許されないのなら
 

私はわたしであっていいのだろうか
 

あなたはあなたであり
 

私はわたしでしかないはずなのに


私がわたしのために生きていることと
 

あなたがあなたのために生きているのと同じではないのだろうか




あなたが私をあなたが決めた枠にはめようとするなら
 

私もあなたを私が決めた枠にはめてもいいのですか

 

あなたがあなたであることを邪魔しないのだから
 

私がわたしであることを邪魔しないでほしい

 

あなたがここにいてはいけないのなら
 

私はどこにいたらいいのだろうか
 

あなたの居場所はあなたが決めること
 

私の居場所はわたしが決めること


あなたが私が望むものでなくても私はここにいる
 

私があなたに望むものは何もなくてもあなたはそこにいる



 

私はあなたがどう思おうとわたしでしかない
 

あなたは私がどう思おうとあなたでしかない


あなたがあなたであるように
 

私がわたしであっていいはずです

 

あなたが風のように街を行く人とすれ違えないのは何故だろう
 

誰もが思い思いの場所に向かって歩いているというのに

誰もが止められることなく
 

道を奪われることもなく
 

歩いているというのに
 

自分の選んだ道として

 

あなたはあなたでしか生きられないように
 

私はわたしでしか生きられない



 

自分が誰なのか
 

それを誰に教えてもらいますか


自分が何者であるのか
 

それを他の誰が決めるのですか






※以前発表した「わたしとあなた」という題の詩を少し作り替えたものです。