忘れないでおくれ
 

この唄は
 

いつか会える日のため
 

忘れないで、わが子よ
 

おまえを見つけるため
 

忘れないでおくれよ
 

子守唄があれば
 

見つけられるから
 

必ずや見つけだせるから
 

ねぇ、わが子よ


 

覚えておいで
 

この唄を
 

お前が大きくなって
 

見分けが付かなくなっていても
 

たとえ
 

この温もりを忘れてしまっていても
 

子守唄が覚えておいてくれる
 

だから
 

ちゃんと聴いておくれ
 

よく耳を澄まして
 

この唄を聴いておくれ



また会える日は
 

いつとは約束はできない
 

でも
 

この唄だけは
 

肌身離さず
 

身に付けておいで
 

子守唄は
 

お前とつなぐ糸なれば
 

たとえ遠く離れていても
 

空を超えて
 

会わせてくれる
 

どんな深い海が隔てても
 

切れることはない



子守唄があれば
 

この唄さえあれば
 

お前とつながっていると信じて生きてゆける
 

さぁ、もう一度唄ってあげるから
 

よくお聞き
 

もう一度聴かせてあげるから
 

どうか忘れないでおくれ
 

どうか、わが子よ
 

よく耳を澄まして
 

この唄を聴いておくれ