さまよい歩く街も尽き
行き先探しては
次の街
ふと気付けば
プラットホームに立ちすくんで
最後の綱の番号は話し中
ためらいは
昨日の数だけ増えていく
期待を求めて
増えていく
それでも
誰もいない電話だけを傍らに
焦点合わぬ空(くう)を見つめている
呼ぶような声は
ビル風が起こした空耳
誰かを求める絵空耳
それでもまだ諦めず
ふと気付けば
見知らぬビルの上に佇み
下からの風に吹き上げられながら