そこを何で覆っても
 

わずかな隙間からでも
 

芽を出すのが
 

木の芽なら
 

たとえ芽を摘んだとしても
 

芽を出すのは止めらない
 

どんなに風が吹こうが



そこに何を作ろうが
 

割ってでも
 

蕾になるのが
 

花の命なら
 

たとえ花を散らせたとしても
 

花はまた咲き始める
 

どんな嵐にまみえようが



どこを囲うとも
 

お構いなしに
 

蔓を延ばすのが
 

草の定めなら
 

たとえ蔓を切ったとしても
 

蔓は延ばし続ける
 

どんな炎が地をなめようが



庭に続く野にも
 

林の奥の園にも
 

黄色い花咲くその峰にも
 

誰に断ることなく芽吹き
 

花は自由に咲く
 

心ない巨人に
 

たとえ踏みにじられたとして
 

顔のない赤い巨人も
 

根絶やすことはできない


嵐にリンゴの実は落ちても

 

また息吹を吹き返し
 

芽を出し
 

いずれの日にか
 

きっと
 

必ず
 

花は咲き
 

実をつけ

 

この地を覆い尽くす
 

その日を願って