今さら受け取るわけにはいかない
 
助けてくださいと
 
叫んだ頃に
 
どこにもなかったその手を
 
それよりこの身を砕いてしまいたい
 
もしもその時
 
心が少しでも軋んだら
 
まだ生きている
 
血が通っているということか
 
 
守るためとはいえ
 
癒すためとはいえ
 
償うためとはいえ
 
もう言葉はいらない
 
取り繕うには遅すぎる
 
 
でも
 
このあふれる不安を
 
ふさいでしまえたら
 
名前を口にすることで
 
許されるのなら
 
どんなに楽だろう
 
 
もう何も許さない
 
もう何も残されていない
 
生まれてきたことを後悔することほど
 
生まれたことを恨むことほど
 
悲しいことはない