この世は闇である
 
闇は光を呑み込んでいく
 
夜は闇に光を引きずり込んでいく
 
 
明けない夜はないと人は言うが
 
明けない夜を知らないだけ
 
明ける闇を夜と名付け
 
明けるはずだと思うのか
 
閉ざされた闇をただ知らないだけではないのか
 
誰も知らないだけ
 
いずれにしても気休めでしかない
 
 
今を覆うこの暗闇がやがて日が差すのか
 
本当は誰も知らない
 
本当に誰にも分からない
 
 
止まない雨はないと例えられても
 
すべてを呑み込んで
 
雨が止んでも
 
あなたはそう言えるのか
 
人はまだ本当にそう思えるのか