無言で乗り込む人たちは

 

無口のままですれ違い

 

レールを刻む音に合わせるように

 

同じように揺れていても

 

明日を思っている人

 

今日を悩んでいる人

 

昨日を悔やんでいる人

 

それぞれ違う想いを抱えている

 

何も語らず

 

何も聞かず

 

隣の男が誰であれ

 

向かいの女が誰であれ

 

知らない世界の物語

 

駅ごとに

 

みんな違う幸せに向かって歩いていく