毎夜の闇が怖いなら


夢の中へ逃げなさい


たとえ一時でも忘れていられる



波の音を数えるような


かすなか子守歌(うた)が誘う(いざなう)ように


眠りの舟が月の出を合図に漕ぎ出していく


その月が行方を指し


帰る道を消していく



夜が静寂を好み


それを破るのは


鶏(とき)の役と決まっている


いつの世も


明日の夜(よ)も