石巻市内に入った。
今日も魚の加工工場の復旧支援作業だ。

今日の作業で無事復旧終了、
などということはなく、操業再開まで半年か、
1年か

全く検討がつかない状態だが、
今日は今日でやれることをやる。
今日は宮古市へ行った。重茂(おもえ)川の中に残っている、津波で流され川の中に残っているゴミ拾いをした。
トタン、塩ビパイプ、タイヤ、漁業に関する資材、自転車、扇風機、パソコンのモニター、道路工事の看板、船員保険のPRのエプロン、どこかの会社の非常時の緊急連絡網、そのほかよくわからないもの。
テレビで報道されている通りの、何もかもが壊された風景の写真は撮らなかった。
川の清掃よりも先に、もっとやるべきことがあるだろう、と思われるなら、それでもよい。
川をきれいにしたかったのだ。
10人ほどで、3時間ほど、長靴より深い水流に時々ハマり、そのまま続けてずいぶん疲れたが、川はきれいになった。
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昨日、初めて石巻に入った。
津波の被災地に着く直前まで、惨状はわからない。

川や道を境に、突然現れた風景。

目的地のT商店に着き、魚の加工工場内の、床に残ったヘドロの掻き出し作業。

「臭いはハンパじゃないよ」とあらかじめ言われ、覚悟して工場内に入ったが、臭いのはその通りだったものの、我慢できなかったり具合が悪くなるほどではなかった。防塵マスクをしてはいたが。

さつま揚げや竹輪に加工する機械、機械と機械の間で、立ってスコップでヘドロをすくえるところもあるが、膝をついてゴム手袋をはめた手で、手のひらで水をすくうように、ヘドロを一杯ずつすくうしかない場所もあった。

午前2時間、午後2時間、終わりは、ドロドロになったカッパを、満潮で道路まで溢れ出した海水をかけて、カッパを着たまま洗った。

今日は2日目の作業に向かう車中。


途中で虹を見た。


頑張っても頑張っても、そう簡単に復旧、復興できない現実を見た。体験した。

これがマラソンならば、スタート直後、全力疾走で目立っても、ゴールまでそのスピードでは走り切れない。

歩いても休んでも寝ても、少しずつ誰もがそれぞれの、とりあえずのゴールに向かっていけばいい。

沿道から声を掛ける人もいるだろうが、それは訳のわからないヤジでないことを願う。

言いたいことが収まらないなら、どうか一緒に走りながら言ってくれ、と思う。

走れない人は、黙る必要は無い。そして、見守る勇気、優しさを持ち続けてほしい。

生きている僕らは、生き続けよう。