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被災地から、自分が生活する街に帰ってきた。

今回、避難所を訪れた訳ではなく、だから避難生活をしている人々に関わってもいないので、その生活の苦労、困難に直接触れることはなかった。
津波に破壊された風景の中に身を置き、「モノ」の復旧、川の清掃に携わっただけだ。

街はいつか復旧、復興していく。
津波で命を落とした人が生き返ることはない。

当事者ではなかった幸運への安堵と、また何事も無かったかのように、あるいは少し気にはしつつも、日常の自分の仕事、生活に忙殺されることを理由に、テレビの中の出来事として閉じ込め、見たい時だけ見るような毎日に戻るのか。

何も整理することができない。
これからどうしていこう。
若葉の木々が風に揺れている。