「銀河鉄道の夜」がアニメ映画になったことがあります。
そのDVDを見たくなって、昨日2りんかんへ行く途中TSUTAYAに寄って借りました。
キャラクターのほとんどが猫なんですが、そのキャラクターデザインは、ますむら・ひろしさんです。アタゴオル物語で人間と話す二足歩行の猫を見たし、イーハトーブがどうのという作品を見た気がするので、銀河鉄道の夜のアニメに、猫のジョバンニやカムパネルラが登場すると知って、あの人だなと思った記憶があります。
どっちかというと、糸のように線だけで描かれた細目の猫が、いちばんますむらさんぽい気がします。
それに比べてジョバンニもカムパネルラもザネリも可愛いと思った記憶があります(笑)
しかし物語は銀河鉄道の夜ですから、悲しいし美しいです。
観て静かな気持ちになった記憶があります。
DVDを見ても、やっぱりそうだなと思うのが、KAGAYAスタジオのプラネタリウム映像に比べてですけど、美しさよりも寂しさと暗さが強調されている気がするんですよね。
細野晴臣さんの音楽も、その重めの雰囲気に輪をかけています。シュールさが無機質さを加えているというか、涙するよりも幻想的だなと感じることに力が入ってしまいます。
映画館で見たときよりも自分が大人になったのか、この映像の美しさが解るきがします。
これはこれで、秀作と思います。