「オートバイと私・番外仙台編」5.演目中の失態 | sunada3216の書きものブログ

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 ホールの入口で、竹芝では買わなかった公式グッズを買った。
 手ぬぐいと扇子。このイベントで玲奈さんが実際に使っているものです。これを仙台で買うというのを、今回のモチベーションにしていました。

 今日の座席を初めて確認すると、一列目!(◎_◎;)何かあったら、本人にマルバレか?

 もうすぐ開演だな。携帯の電源を切っておくか?
 でもこのイベントには撮影タイムがあり、スマホ限定での撮影許可になるはず。その時もたつくので、竹芝の2回目公演ではマナーモードにしていた。
 今もマナーモードになっているのを確かめて、慌てて革パンの固いポケットにグイグイ押し込む。音がしなけばいいはず。

 玲奈さんが登場して場内拍手。
 今日は竹芝で見たのと、違う和服だ。明るい黄色もよくお似合いだな。ベージュも混ぜてあるので、落ち着いた印象もある。

 正座して落語を一つやるのだが、その姿もなかなか様になっている。落語の師匠の手ほどきも受けたという、力の入り用だ。
 話は竹芝で聞いたのと同じだが、2回聞いても面白かった。軽いアドリブも入っている。じっと聞き入り、間近で玲奈さんの表情の変化を見る。
 その時悪夢のような出来事が!

 枯葉が風にひらひら・・・

 これは、松井玲奈さんがSKE48チームS在籍中に、制服の芽公演で歌ったソロナンバー「枯葉のステーション」。
 スマホ2台に渡って使っている着信メロディ。ただし、それは深夜仕事のメールが入っても跳ね起きられるように、アプリで夜だけ鳴るようにしたはず。
 なぜ鳴るんだ、俺のスマートフォン!
 一瞬固まった跡、慌ててスマホを取り出し着信音を止め、泣きそうになりながら電源を切る。
 ポケットに押し込むとき、音量ボタンをさわってマナーモードを解除してしまったんだな。やっぱり電源を切っておくべきだった。

 それでも玲奈さんはまったく動じないように話を続け、暗がりで聞き入っているファンの皆さんも声一つ漏らさない。
 無事に演目が終わった時、ホッとしながら「ここで死ねるものなら死にたい」と凹みました。