「オートバイと私」11.教習二日目MT1段階の① | sunada3216の書きものブログ

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 自動二輪教習は一週間空いて、実車のMT400CCバイクに初めて触る日が来ました。

 転ぶと怪我するかな?長袖のTシャツだけじゃ不安なので、よほどの猛暑じゃなければ革ジャンを着ようと思いました。
 新品のマイケルは買って一週間でファスナーを引きちぎってしまい(^^;修理に2か月かかったので、その間にブックオフで見つけた古着のショット618を購入し、端っこが白く擦れているし傷もあるのでクリーニングに出してきれいにし、臭いもすごいので2日裏返して炎天下で虫干ししました。それでも匂いがあるけどだいぶマシになったしこれで行こう・・・

 と思ったら玄関先で小雨が降ってました。
 部屋に戻って登山用のレインジャケットを取り出し、ポケットにレイングローブを入れ、さらにレインパンツも入れて羽織る。
 靴もアビレックスYAMATOを避けて、登山靴のCaravan GK-69を履いて出かける。
 SHOEIのヘルメットバッグは防水じゃないから心配だが・・・雨が止んでる(汗)
 俺って、雨男なんだよね。実は。
 そのまま雨装備で、苦笑しながら教習所へ向かいました。

 教習所へ少し余裕ないくらいに着きました。
 まずIDカードのPASMOで教習原簿を取り出す。
 お、適性検査の結果が入ってる・・・俺、いろいろ危ないみたい(汗)でも精神的には健康らしい。
 とロビーにいたら、後から来た人が端末にIDカードをタッチして予約車票を印刷している。おっとそれもやらなきゃ。先輩あざーっす。

 10分前になり、二輪の控え室に向かったら通路がわからない(汗)他の人が急ぎ足に外のドアを開けて立ち去るのを見て、後を追う。ここでも先輩に助けられた。

 控室でLサイズのプロテクターを取り、ゼッケンを持ってくる。登山靴にはズボンのすそが入らない。こんなにショートだったっけ?
 諦めてブーツを借りて、登山靴を脱ぐ。
 膝当てと肘当てを付けたところで、教官に声をかけられる。
「おっと、ゼッケン2枚持ってきていただいたんですね」
 あれ?重なってる。慌てて戻して、話を聞きながらプロテクターをつけ、ゼッケンをつける。
 ようやくもう一人の教習生さんと一緒に話を聴ける態勢になった。

 コースや教習原簿の記載内容を確認して、メットをかぶり、グローブを着けて、教官について外へ向かった。

 まずは取り回し。
 車庫から、二輪の練習場へ押していくという。けっこうな距離だ。

 そしてついに動画やネットの画像でしか見たことない教習車、ホンダCB400SF(K)にお目見えした。何もかも事前に見た動画のままだ。
 鍵と車庫の番号が一致しているという説明を受け、スタンドの戻し方を教わる。このバイク、サイドスタンドもセンタースタンドも両方付いてる!
 実際にやってみると、意外にすんなり行かない。何とかこなす。

 スタンドを外してバイクを押す。
「ブレーキを掛けたままでは動きませんよ」
 あ、そうか(汗)

 右の腰でバイクを支えながら歩く・・・教本にそう書いてあったと思ったが、とてもじゃないがバイクにくっつくとペダルやステップに引っかかって歩けない。離れすぎるとバイクが倒れそうになる。重いよ、400CCバイク。
 ぜーぜー、やっと着いた。
 フルフェイスのバイザー上げっぱなしじゃないと、ぜったい曇ってしまうよね。頷くと降りてくるバイザーを上げながら、教官の話を聞く。

 バイクの各部の名称と役割を教わる。
 フロントブレーキは右ハンドルレバーで、リアブレーキは右のペダル。事前にネットで調べた通りだ。
 まったく二輪に乗ったことないと話したが、それは教官に感心された。

 センタースタンドを出して、バイクにまたがる。おっかなびっくりで、教官に最初は手を借りて何とかまたがる。
 エンジンをかける。
「アクセルを回す癖があるから危ないですね。手前に手を引いて持つといいですよ」
 あ、そうか。
 エンストさせる。
 エンジンを再スタート。
 ニュートラルじゃないとかけられないんだっけ。
 ペダルをそーっと上げる。お、Nランプが点いた!

 スタンドを戻して・・・あれ?足で戻らない。
「サイドスタンドと違って、両ハンドル持って一度後ろに引いて、てこの原理で前へ押す」
 あ、そうか。
「じゃあ、バイクにまたがって」
 左足をステップにかけて、右足をあげて、おっと。
 ガシャーン
 そりゃ、倒すわな(汗)
 バイクを起こして、今度は左足を地面に突いたまま、右足をまたぐ。
 後ろに他のバイクが止まったな。後方確認は意外にフルフェイスだと大変だ。小さいと思ったミラーが頼りになる。ちゃんと合わせておいて良かった。ハンドルを持った方のミラーを、反対の手で調節するんだったな。このやり方は初めて教わった。覚えておこう。

「じゃあ、半クラにしてそーっと前へ出て」
 お、どこが半クラか微妙にわからないけど、前へ出ていくぞ。
 両端ちょんちょんしながら、バイクを水平に保って・・・ガシャーン
 その後、どうしても両足をバイクのステップに乗せることが出来ず、時間を迎えました。

 教官がバイクを押してくれて、その後を付いて歩く。もう一人の人はゆっくりとバイクに乗って付いてくる。
 そして車庫には今回は教官がバイクを戻してくれる。

 教官は私を残し、慎重に言葉を選びながら、次のシミュレーターに行かずに、延長して最初のところをやりましょうと言いました。
 やっぱりチャリにも乗れない砂フキン、バイクに乗ることが出来ませんでした。

 その後控室に戻り、予約の変更をしましょうと説明を受ける。その間にヘルメットを取って・・・あれ?ワンタッチで外せるあごひもがはずれない。グローブを外してもどうしてもはずれない。
 しばらくしてやっとはずせた。

 プロテクター類を戻し、ゼッケンを返して、ヘルメットをバッグに入れて、教習原簿を持って予約カウンターへ向かう。
 3人待ってて、椅子に座って待つ。前の人が詰めたのに気付かなかったが、後から人が来てじーっと前の空いている椅子に目線を送ってくれて「あ、そうか」と詰めた。先輩にまた助けられた。

 予約カウンターでは「初回で延長!?」「しかも土日コースなのに変更!?」とパニック。
 何とか土日コースのまま、延長料金を支払う形で予約を変更してくれた。
 気が付いたら、ブーツが借り物のまま、登山靴に履き替えてない。控室に戻らなきゃ。
 そんなこんなですみませんすみませんという私に、事務員さんはさっきから気になってたんですが、それ(マイヘルメット)はけっこういいヘルメットですか?と話しかけてきた。
 いえ、OGK KAMUI-2ですからアライやショウエイとは違います。バッグだけSHOEIのを買ったんですが。
「そうですか。うちの教習所も前はOGKを使ってましたが、今のよりも被った感じが良かったと教官たちが言ってます」
 こういう話をするの、楽しいな。
 ああ、ライダーになれると、こういう楽しみもあるんだな。
 礼を言って、控室でブーツを返して登山靴を履き駅へ向かいました。

 教官は「いっぱい事前に勉強してきてくれたみたいですし」と、このままでは残念だという顔をして話してくれました。
 遠くを見ないで下を見てるから、バランスが崩れると言われたっけ。そこを次回やるんだなあ。
 そのために事前に出来ることはないか?
 自転車を買っても、今から乗れるようになる確率は低いだろう。50CCスクーターをダメもとで買って練習するのは、無茶が過ぎるだろう。
 家にはバランスボールがある。これに両足離して少しでも乗れればいいんでは?・・・いきなりは危ないから、何でもいいから細いものにまたがって、出来るだけ両足を離せるくらいバランスを取ってみよう。浴槽の淵とか。

 そんなこと考えていたら、駅への道を間違えていました。
 おっといけない。ちゃんと道を、前を、遠くを見なければ。確認しながら一つ一つやらなきゃ。

 道を戻って駅へたどり着き、自販機でジュースを一本飲み干す。ふうっ
 自宅に近い駅へ移動して、駅を出て自販機でもう一本買って一気飲みする。水分が全然足りない。こんなに汗かいていたのか?こんなに疲れていたのか?
 いや、呼吸が乱れたんだろう。事前準備がまだまだ足りなかったんじゃないか?

 とりあえず、登山靴で教習はやめよう。
 アビレックスYAMATOはくつひもがやっぱり怖い。教習所のブーツはマジックテープで止めるタイプだったが、あれでもいつの間にかテープが一本どこかに引っかかって外れていた。あのブーツを借りて教習を受けた方が、少なくとも最初のうちはいいだろう。
 今日はレインジャケットを着ていたが、それでも汗だくだった。革ジャンだとヤバそうだ。
 バイク倒すことはあったけど、何とか逃げることは出来た。やっぱり長袖のTシャツだけで教習受けるのが、最初のうちはいいかな。
 プロテクターやゼッケンの付け方にはコツがある。忘れないようにしたい。準備を早くしよう。きびきびやるリズムに慣れよう。
 付いた足をさっと離してバイク運転しようとしてたな、俺。もっとギリギリまで地面に足をつけて、ゆっくりとステップに足を乗せたい。イメージトレーニング出来るかな。
 もっとやれることがないか?
 とにかく出来るだけのことをやって、次週を迎えよう。

 次は予定してなかった土曜日です。初限をクリアしてシミューレーに行けるのか?
 果たして・・・