2010年は3歳になる娘と遊んでばかりいたので毎年目標にしている100冊には届かず76冊。読みたい本の半分も読めなかった。しかも読んだ本もブログで紹介できたのはほんの一部。好きな本はしっかり紹介しようと温存していたら、思い入れが強過ぎて書いたものが納得のいく完成度にたどり着けず、結局はお蔵入りという本末転倒っぷり。
ということで書店員失格の2010年お気に入りベスト7(順不同)は二の舞にならないよう長文紹介はぜず簡潔な一行コメントでお送りします。
音楽が生み出す感動と人間が生きる残酷な現実が奏でる青春協奏曲
過剰であり欠落をして、不完全に生きている人間たち。だからこそ彼らはこんなにも美しく愛おしい。
過去、現在、未来。錯綜する平行世界の中で、本当の自分の人生を捜し求める家族の苦悩。
表題作は僕にとって忘れられない物語になった。娘に絵本を読み聞かせるたびに思いだす。
わたしを離さないで (ハヤカワepi文庫)
posted with amazlet at 11.01.06
カズオ・イシグロ
早川書房
売り上げランキング: 2166
早川書房
売り上げランキング: 2166
誰もが冒頭で立っていた場所とは、まったく違う思いもよらない場所で物語の結末を迎える。
写真家の記憶は風景と共に心の内側をも緻密に捉えていた。それは色褪せるほど鮮やかに蘇る。
【2010年に読んだ本】
■小説
『猫を抱いて象と泳ぐ』小川洋子
『身の上話』佐藤正午
『粘膜人間』飴村行
『あなたの人生の物語』テッド・チャン
『横道世之介』吉田修一
『新参者』東野圭吾
『神様のカルテ』夏川草介
『船に乗れ』藤谷治
『1Q84 BOOK1・2』村上春樹
『植物図鑑』有川浩
『天地明察』沖方汀
『数えずの井戸』京極夏彦
『叫びと祈り』梓崎優
『猫の客』平出隆
『芽むしり仔撃ち』大江健三郎
『叫び声』大江健三郎
『クォンタム・ファミリーズ』東浩紀
『予告された殺人の記録』G・ガルシア=マルケス
『わたしを離さないで』カズオ・イシグロ
『授乳』村田沙耶香
『素粒子』ミシェル・ウエルベック
『ニューヨーク・スケッチブック』ピート・ハミル
『スコーレNO.4』宮下奈都
『なまくら』古橋通夫
『獣の樹』舞城王太郎
『グラン・ヴァカンス 廃屋の天使』飛浩隆
『ラギット・ガール 廃屋の天使Ⅱ』飛浩隆
『プリンセス・トヨトミ』万城目学
『俺俺』星野智幸
『夜と灯り』クレメンス・マイヤー
『そんな日の雨傘に』ヴィルヘルム・ゲナツィーノ
『レンブラントの帽子』バーナード・マラマッド
『原稿零枚日記』小川洋子
『切れた鎖』田中慎弥
『パロール・ジュレと紙屑の都』吉田篤弘
『喋る馬』バーナード・マラマッド
『イキルキス』舞城王太郎
『わたしたちはまだ、その場所を知らない』小池昌代
『悪と仮面のルール』中村文則
■小説以外
『ことばの饗宴』岩波文庫
『ことばの花束』岩波文庫
『詩めくり』谷川俊太郎
『詩の力』吉本隆明
『セカイ系とは何か』前島賢
『もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら』岩崎夏海
『35歳を救え』NHK「あすの日本」プロジェクト&三菱総合研究所
『水木さんの迷言366日』水木しげる
『絶妙な「クレーム対応」の技術』雨宮利春
『クレーム対応の基本が面白いほど身につく本』舟橋孝之
『どんなクレームもぜったい解決できる本』津田卓也
『新編 普通をだれも教えてくれない』鷲田清一
『人間の建設』小林秀雄・岡潔
『電子書籍の衝撃』佐々木俊尚
『株式会社家族』山田かおり
『ひとり暮らし』谷川俊太郎
『背中の記憶』長島有里枝
『詭弁論理学』野崎昭弘
『お厚いのがお好き?』
『インドで考えたこと』堀田善衛
『家族の痕跡』斉藤環
『神話の力』ジョーゼフ・キャンベル/ビル・モイヤーズ
『心にトゲ刺す200の花束』エリック・マーカス
『絶叫委員会』穂村弘
『斎藤孝の速読塾』斎藤孝
『複眼の映像』橋本忍
『絵はがきにされた少年』藤原章生
『希望難民ご一行様』古市憲寿
『グローバル恐慌』浜矩子
『デフレの正体』藻谷浩介
『だまされ上手が生き残る』石川幹人
『「今泉棚」とリブロの時代』今泉正光
『伊丹万作エッセイ集』伊丹万作
『穂村弘ワンダーランド』高柳蕗子
『切りとれ、あの祈る手を』佐々木中
『ダメ情報の見分けかた』鈴木謙介・飯田泰之・荻上チキ
『これからの「正義」の話をしよう』マイケル・サンデル
『文学拡張マニュアル』佐々木敦






