『粘膜人間』 飴村行/角川ホラー文庫 | 砂場

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本の感想と日記。些細なことを忘れないように記す。

粘膜人間 (角川ホラー文庫)
飴村 行
角川グループパブリッシング
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ミステリーというよりホラー小説なのに第2弾の『粘膜蜥蜴』が2010年版このミス6位にランクイン。確実にファンを増やしている粘膜シリーズ。3人兄弟の上2人が弟を殺してくれと河童に依頼をしにいくという冒頭から始まるこの物語。明らかに読み手を選ぶエログロバイオレンス小説だが、このいびつに歪んだというか、ある意味真っ直ぐに突き抜けたとも言える、残虐な展開&描写は他の小説にはない求心力を持っている。

何も考えずに中二病的なセンスで楽しむこともできるが、著者は残虐シーンを嬉々として書いているだけでなく、意外に(?)構成も巧みなところが玄人筋の評価も高いのだろう。今後とも要注目の作家&シリーズ。